老師オグチの家電カンフー
「呑み家電」を導入すればブラック企業もホワイトに?
2019年1月16日 06:30
ここ数年「呑み家電」が、アツイ気がしています。ビアサーバーやワインセラー、日本酒専用の冷蔵庫、つまみを作るロースター、フライヤーといった家電たちです。
今年ラスベガスで開催されたCESでは、クラフトビールの自動補充サービスに対応した冷蔵庫「DrinkShift(ドリンクシフト)」が発表されました。ビールを取り出すと、ビールの消費ペースを学習し、ビールを切らすことのないタイミングで発送されるという、便利ではありますが、下手すると人をダメにしそうなサービスです(笑)。
私が買ったら、たぶん家人に呆れられるでしょう。けっこう仕事しながら酒飲んでますからね。さすがにアルコールを入れて原稿は書きませんが、細かい作業は結構はかどるんですよ。営業電話をかける景気づけにも良さそうですね。
パソコン作業しながら飲む、「デスクトップ飲み」。企業でも導入したらいいんじゃないかと思っています。19時以降は酒飲んでの仕事を許可し、アルコールも会社で用意する。「オフィスグリコ」みたいなイメージです。酔って絡んでくる上司はウザそうなので、40代以上、課長以上は有料にするといいかもしれません。
実際、出版社も20年ぐらい前は、酒飲みながら作業している編集者も多くいました。
京セラの創業者、稲盛和夫氏といえば、高尚な経営理念の人というイメージが強いかもしれませんが、社内コンパを非常に重視したといいます。ベタに言うところの「飲みニケーション」です。
マネジメントも意識高いばっかりじゃダメなんですよ。といっても、今は会社の飲み会は苦痛という人も多く、ムリに誘うことがハラスメント認定される時代です。ならば、勤務中の飲酒を解禁しましょう。ブラック企業でも社員に告発される率が低くなるはずです(笑)。コンプライアンス的に難しいですかね。それこそ、ブラック企業ぐらいしか採用できない福利厚生かもしれません。
そういえば本日、わたくしの新著が、なんと新潮新書から発売されました。今回の話に関連しなくもない「ちょいバカ戦略 意識低い系マーケティングのすすめ」という本です。ご興味あればご覧ください。