フランスほのぼの暮らし

フランスママに学ぶ、育児中でも邪魔にならない「香水の付け方」

日本のママは、子育て中に香水を付ける人は少ないと思いますが、フランス人女性にとって、香水は女の命。今回は、育児中でも香水を楽しむためのテクニックをご紹介します。育児や食事を邪魔せずに香水を楽しむためには、付ける場所がポイント。記事を参考にして、フランスママのように育児中でも好きな香水を身にまとってみませんか。

 

香水のまとい方・基本編:香水は吹き付けず、身にまとう

香水は、朝のシャワーを浴びたあと、耳の後ろに付けるのが一般的ですが、フランスママは洋服を着てから上空に向かって香水をスプレーし、香水を浴びるようにして香りを身にまとっています。この方法で香水を付けると、全身から良い香りが漂うのです。おすすめは、軽く1~2プッシュするテクニック。匂いが全身にふんわりと付くので、周囲の人に不快感を与えることがありません。

 

香水のまとい方1:くるぶしに付ける

耳の後ろに香水を付けると、育児中は子どもを抱っこすることも多いので、香りと子どもとの距離が近くて心配ですね。そんなときフランスママは、香水をくるぶしに付けています。これなら、育児中だけでなく、食事をするときなども、香水の香りが邪魔をしてしまう心配はないし、周囲の人に不快感を与えることもありません。ママ友ランチや、お茶会の席にもおすすめのテクニックです。

 

香水のまとい方2:下着にワンプッシュ

ショーツやブラジャーをしまっている引き出しへ、香水を上空からワンプッシュするだけでも、下着にうっすらと香りが付いて、良い感じに仕上がります。上から洋服を着てしまうので、強く香り過ぎることもなく、かすかに匂いを感じる程度です。使用する香水は、フレッシュなものでもいいですが、香りが薄くなった香水でも大丈夫。開けてから年月が経過してしまった香水を使い切りたい場合にも、人気の方法です。

 

香水のまとい方3:ジーンズの裾や靴にワンプッシュ

フランスママの香水の付け方は、大量ではなく「かすかに」がポイント。自分の存在をアピールするように、さりげなく香りを漂わせます。もちろん、子連れでお出掛け中のママも、ほんのりと香りを漂わせているんですよ。革靴を履くことが多いフランスママは、靴に香水を吹き掛けることも当たり前です。ただし、湿度の高い日本では、こもった匂いを発してしまうこともあるので、靴よりも、ジーンズの裾やスカートの裾に吹き掛ける方がおすすめです。 

 

香水のまとい方4:冬は、香りの隠れない上着やコートの裾へ

厚着をする真冬は、ちょっと多めに香水を付けないと上手く香りません。フランスママは、いつでも香りを感じられるよう、上着やコートの、ベルト、裾、内側など、自分の好きな場所に軽く一吹きします。ただし、服の袖に付けると、子どものお世話をするときに、匂いが邪魔になってしまうことがあるので避けた方が無難です。ママ友との買い物であれば、匂いが気にならないので、袖に少量付けるのもおすすめ。ロングヘア―のママなら、髪の毛の先にほんの少し付けるのもフランスママ流です。

 

香水のまとい方・番外編:ママ友を招くときのお役立ちテク

自宅にママ友を招いて、ランチやお茶、おしゃべりなどを楽しむときにおすすめなのが、トイレットペーパーに香水を一吹きしておくテクニックです。上空に向かって香水をワンプッシュし、その下をくぐらせる感じで、トイレットペーパー全体に掛かるようにします。良い香りがするうえに、消臭剤の効果も発揮するので窓のないトイレに最適。使用後の匂い消しのために、香水のミニボトルを置いておいたり、お部屋のソファーやクッションに軽くスプレーしているフランスママも多いです。

 

身にまとった香水は、ママの香り

フランスママは、特にお出掛けをしない日でも、毎日香水を付けているので、子どもはママの香水の香りを認識するようになります。そのため、フランスの子どもたちは、寝るときや寂しいときに欠かせないドゥドゥ(フランス語で「ぬいぐるみ」)にママの香水をつけてもらうと、ぐっすり眠れたり、気持ちが落ち着いたりするんですよ。それぐらい、ママと香水は切っても切れない関係なのです。 

 

 

クレモンママ

在仏20年、田舎暮らしを満喫中の小・中・高校生の4児の母。趣味はお花を育てること&散歩。人生は楽しく生きたいタイプ。