e-bike日々徒然

頑張ってスピードを出したり、アシスト任せにしたり……気分次第でいろいろ楽しめるのがe-bike

e-bikeはラクに走れる? そうです、誰でもラクに走れるのがe-bike。電気の力でアシストされますから当然と言えば当然。とりわけ上り坂は非常にラクです♪

じゃああまり運動にならない? いえいえ、そこそこ良い運動になります。息が切れるほど頑張らずとも軽快に走れますが、でもペダルを踏み続ける必要はありますので運動になります。また通常であれば、“息が切れる手前くらいの強度での運動”を自然とするようになるので、適度な有酸素運動になります。

走るのがラクで、有酸素運動にもなる。なんて都合がいいんだe-bikeは!! と最初は誰もが感じると思います。でも、実はそれだけでないことが徐々にわかってきたりも。

というのは、乗り慣れ・走り慣れすると、だんだん「自分が出せる力の上のほう」を使うようになりがち。まあ人にもよりますし、気分にもよると思いますが、積極的にペダルを踏むようになる感じです。

特に平地では、アシスト上限24km/hを超えても積極的にペダルを踏んで「できるだけスピードを出そう」というスタンスになりがちです。ちょっとゼェゼェするくらいのペースで走るようにもなったりして。

一方、上り坂ではe-bikeに任せてラクに……となりそうなモンですが、上り坂でも積極的にペダルを踏むようになりがちだと思います。やはり少々ゼェゼェするくらいのペースで坂を上がるようになったりします。

ラクなe-bikeなのに頑張っちゃう? 不思議ですが、けっこう“そう”なんです。例えばe-bike部メンバーたちを見ていると明らかにそう。また、e-bike関連のブログなど読んでみますと、頑張っちゃう人が多いように思います。

繰り返しますが、まあ人にもよりますし、その時の状態や気分にもよるんですが、“自転車に頑張らされる”という感覚で、積極的にペダルを踏むことが多くなりがち。恐らく、e-bikeはスポーツ自転車なので、速く走るのが楽しいからでしょう。やろうと思えばスピードが出て、スピードが出るまでに脚力など体力のロスが少なく、スピードに乗っても安定性が高く安心して走れる。ブレーキもバッチリ効きます。

筆者の実感を申しますと、「電動アシストのママチャリでスピード出すと不安定になるしブレーキも心配だし、ちょっと怖い」と思ったりします。それに対して「e-bikeだとスピードの乗りがいいし高速域でも安定するしブレーキもしっかり効くから、速く走るのも楽しい」と感じます。

三洋の電動アシストシティサイクル「eneloop bike CY-SPL226」(現在は販売されていません)。長期レビューするためにこの自転車にしばらく乗りましたが、「速く走ろうとは思わない自転車」でした。まあ、スポーツ自転車でないので当然ですね。ゆっくり走るのが快適な自転車で、積極的にペダルを踏むと車体がよじれて足の力を吸収されちゃうような感覚がありましたし、高速走行時は不安定な感じ。でもお買い物自転車などとして使うと非常に快適でした
こちらは“乗っているとついついスピードを出したくなるe-bikeの典型”ことコラテック「E-POWER SHAPE PT500」。「ライダーに脚力をうまく使わせちゃうe-bike」という感じで、速く走るのが楽しい。アシスト上限24km/hを超える速度で走ることが多くなるので、その分、バッテリーの減りが非常に少ないです

e-bikeは、ラクにも走れるし、頑張ってスピードを出しても楽しい。行きは頑張ってペダルをガンガン踏んだけど、なんか疲れたから帰りはe-bike任せでラクして帰ろう、てコトもできます。終始ずーっとラクするのもアリですよね。気分次第でいろいろな楽しみ方ができるのがe-bikeだと思います。

スタパ齋藤