e-bike日々徒然

e-bikeの整備などに便利なお気に入りの六角レンチ

 e-bikeの整備などに使う工具で、個人的にかなり気に入って使っているものがあります。六角レンチ(アーレンキー)なんですが、三叉タイプのもの。Y型六角レンチですね。どんなモノか、まず写真と説明文で見てみましょう。

これがY型六角レンチ。3サイズの六角レンチがひとまとまりになっている工具です。中心から工具先端までの長さは7~8cmくらい。左が2/2.5/3mmのもので、右が4/5/6mmのもの
こちらはポケットサイズ。Y型六角レンチではなく、四股タイプですね。X型六角レンチ? 中心から工具先端までの長さは3.5cmくらい。3/4/5/6mmの六角レンチがひとまとまりになっています

 なぜ気に入っているかと言うと、工具を持ち替える手間が省けるから。4mmの六角穴ボルトを締めて、次に6mmのボルトを……となると、普通は「使っていた六角レンチをいったん置いて、次のサイズの六角レンチをあらためて持つ」という手順になります。でもY型やX型の六角レンチだと、握り直す程度の手間でネジ締めなどを続けられる。ちょいと便利というわけです。

 それと、けっこう力を込めやすいこと。2本の工具部分に力を入れられますので、近いサイズのL型六角レンチよりもグイッと締め込めて、手も痛くなりにくい感じ。

 ツイデに、持ち替える手間が減るので六角レンチを落とすことも減る。六角レンチを落とすと「チャリーン!」という音とともに、ナゼかヘンな方向へ飛んで行きがち。ついイラッとしちゃうわけですが、その鬱憤が減るのもお気に入りの理由です。

 ただ、三叉や四股の六角レンチなど工具を選ぶ場合、工具が中央で溶接などされてつながっているかどうかが大切です。上の大きいサイズのものはつながっていて、かなりのトルクをかけても問題ありません。

 一方、ポケットサイズのほうは中央の黒い樹脂に4つの六角レンチがそれぞれ埋め込まれているだけで、4つのレンチはつながっていません。なので、非常に強いトルクをかけると、そのレンチだけボロッと外れて壊れることがあります。通常使用には十分な頑丈さはあるものの、ある程度以上のトルクはかけられないというわけです。でも小型軽量なのでサイクリング時に携帯し、ちょっと緩んだネジを締めるとか、車載品の位置を少し変えるような用途にはかなり便利なのでした。

スタパ齋藤