小さな文字もクッキリ書けるタッチペン

Adonit「Jot Pro」

　タッチパネル用のスタイラスペン(タッチペン)というと、先端部分がゴム製の柔らかいものを思い浮かべる人が多いだろう。ところが、今回紹介する「Jot Pro」は、先端部分に「Precision Disc」という透明な小型のディスクを採用したタッチペンだ。

　透明ディスクは、ボールポイントで取り付けられている。透明なので見た目にペン先と書いている線のズレはなく、ペン先を自由に動かすことができ、書き心地はとても滑らかだ。ペン先には、画面接触時の衝撃を吸収するダンパーが搭載されている。

　また、ペン軸の素材はアルミ合金で剛性が高く、流線型のシンプルなデザインも魅力だ。ペン軸にはクリップも付いており、衣服のポケットに装着できる。長さは98.7mm、握り心地はなかなかいい。カラーはブラックとシルバーの2色で、静電式のタッチパネルに対応している。

　試しにゴム製のペン先を搭載したタッチペンと書き心地を比べてみた。ゴム製のタッチペンだと、筆圧を強くするとペン先がグニャリと潰れてしまうが、Jot Proでは潰れることもなく、しっかりした書き心地。書いた文字もJot Proのほうが全体的に引き締まった印象で、細い線も簡単に書ける。

アルミ合金製の本体

透明ディスクのペン先

Jot Proで書いた文字(上)とゴム製ペン先のタッチペンで書いた文字(下)の比較