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家電製品ミニレビュー
エレクトロラックス「EKT3022」

~台座と一体となったデザインが魅力の電気ケトル
Reported by 本誌:伊藤 大地

EKT3022
 電気ケトルという製品ジャンルは現在のところ、国内大手メーカーが進出していない分野だ。量販店を見ていると、フランスのティファールを中心に、外国のメーカーや、国内の中小メーカーの製品が並び、ほかの製品ジャンルとはちょっと違う景色が見ることができて楽しい。

 そんな中から、スウェーデンの大手家電メーカー、エレクトロラックスの「EKT3022」を試してみた。Amazon.co.jpでの購入価格は6,300円だった。

 エレクトロラックスというとデザインに期待する人も多いだろう。実物を見るとまず、台座の部分と本体の部分が一体となるようなデザインになっているところが目に付く。

 これまで紹介したティファールやコイズミの製品では、台座と本体が色も大きさも異なり、見た目で言うとティーカップとソーサーのような関係だったが、この製品では、本体のラインと台座のラインがつながるようにデザインされており、本体と台座が別の存在であることを感じさせない。まるで本体からそのままコードが生えているかのような印象を受ける。

 コードレスの電気ケトルは台座に置いた状態でお湯を沸かし、沸かしたあとは台座から外して自由に持ち運びできる点が大きな特徴だが、実際のところ、お湯を注いだあとはすぐにまた台座に戻されることが多いのではないか。だとすれば、ケトル単体のデザインだけでなく、台座に置いたときの見栄えも重要になる。

 好みにもよるだろうが、個人的には、台座に置いたときの姿がスマートなのが、非常に気に入っている。


逆側にも水量を表示する窓がある
電源スイッチ
お湯を沸かしている間はこのランプが点灯する

台座と本体の底面は同じ形状になっている 口が大きく、手を入れて洗える 台座の裏にはコードを巻き取る溝がある

700mlの水を入れた
 さて、電気ケトルとしての性能だが、沸かせる最小の容量は400ml、最大容量が1Lとなっている。つまり、この製品ではコップ一杯の水では少なすぎて沸かせないのだ。最小容量は、見逃されがちなスペックだが、電気ケトルにおいて使い勝手に大きな影響を及ぼすので、購入する際は事前に確認したい。

 使用方法は一般的な電気ケトルと同じで、本体に水を汲んだあと、台座に乗せ、取っ手上部にあるボタンを押せば湯沸かしが開始する。お湯が沸くと、自動的にボタンが元の位置に戻る。お湯が沸いたことを知らせるブザーなどは付いていない。定格消費電力は1,000Wだ。

 実際にお湯を沸かしてみよう。取扱説明書や商品紹介サイトには、1Lの水が6~7分で沸くとある。そこで、700mlの水道水を沸騰させてみた。かかった時間は5分38秒。沸かしている途中の消費電力は910W前後、沸かすまでに消費した電力量は0.08kwhだった。これを電気料金に換算すると約1.76円ということになる。


お湯を沸かしている最中の消費電力は910W前後 700mlのお湯を沸かすのに消費した電力量は0.08kwh お湯が沸いた直後の本体表面の温度は83.8℃

 ちなみに、以前レビューしたティファールのステンレスモデルは同じ量の水を4分6秒で沸かしている。これは、ティファールの定格消費電力が1,450Wと高いことが理由だ。電気ケトルは構造が簡単なため、消費電力と沸くスピードは比例関係にあるといってよい。お湯が沸くスピードを重視する場合、消費電力を見て選ぶと良いだろう。

 使い勝手も良好だ。底面から注ぎ口にかけて、なだらかな曲線を描いたボディになっているため、大きく傾けなくてもお湯が注げるようになっている。注ぎ口のところにはメッシュフィルターが付いている。浄水器のような目の細かいものではないが、たとえば、小さいゴミがケトルの中に入っていても、カップに注ぎ込まれることはない。また、このフィルタは簡単に外せる構造になっている。

 フタの部分のボタンを押すと、フタが上側に開くようになっている。口が大きいので、手を入れて洗うのにもさほど苦労しないだろう。

 ところで、プラスチック製のボディのメリットの1つに、お湯を沸かしても極端に熱くならないという点がある。そこで、沸騰直後の表面温度を測ったところ、83.8℃あった。確かにステンレスのモデルに比べれば温度は低く、触れたら即座に火傷するほどの熱さではない。だが、決して触れても安全と言い切れる温度ではないので、過信は避けたいところだ。

 全体的には、デザインもよく、注ぎやすさ、洗いやすさなど使い勝手も良い。2人以上の家庭で使うならば、良い選択となるだろう。





URL
  エレクトロラックス・ジャパン株式会社
  http://www.electrolux.co.jp/
  製品情報
  http://www.electrolux.co.jp/household/products/ekt3022/

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2007/03/15 00:00

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