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家電製品ミニレビュー
ボダム「MINI IBIS」
~シンプルなブラックボディが魅力の電気ケトル
Reported by 本誌:伊藤 大地
MINI IBIS
電気ケトルは本コーナーでも人気のある製品だ。よく行く家電量販店でも徐々に棚の幅が拡大されており、着実に認知度を高めているのだろう。
電気ケトルはいわゆるキッチン家電と呼ばれるジャンルに属するものだが、こうしたジャンルの製品では、異色とも言える、ブラックの電気ケトルがあるのをインターネットで発見した。ボダムの「MINI IBIS」である。真っ黒のボディに、赤いスイッチと「bodum」のロゴ。強烈な個性に惹かれて、Amazon.co.jpで購入した。価格は6,825円だった。
ポットの容量は800mL。容量が少なめなこともあり、ボディはコンパクトだ。水を汲み、取っ手の下にある赤いボタンを上に押しあげれば、スイッチが入る仕組みになっている。水の残量を表示する窓や、電源が入っていることを知らせるランプはついておらず、非常にシンプルなつくりだ。
電気ケトルとしての性能はごく一般的なもの。500mLのお湯を沸かすのに、4分18秒かかった。定格消費電力は1,000Wだが、沸かしている間の消費電力をワットチェッカーで計測したところ、900W前後で推移していた。お湯を沸かすまでに消費した電力は0.06kWh。電気料金に換算すると約1.32円ということになる。
これまで紹介してきたティファールやコイズミの電気ケトルは、コンセントをつなぐ台座部分とポットの部分が分かれているが、MINI IBISでは電源コードが本体に直付けになっている。その点でもシンプルということもできるが、実用面では、水を汲むときや、沸いたお湯を注ぐ際に電源コードが煩わしい。
購入時には本体にビニールが貼られており、“ストッパーを外せば、フタは簡単に開けられる”と8カ国語で書かれている
電源コードは本体に直づけになっている
沸騰中の消費電力を計測してみたところ、900W前後の数値を示した
もっとも、この製品を語る際、重要なのは機能よりむしろデザインやブランドだろう。ボダムは、1944年、ピーター・ボダムがデンマークのコペンハーゲンで設立したキッチン用品メーカー。コーヒーサーバーやティーポットを中心に、電気製品では電気ケトルのほか、コーヒーメーカー、電気グリルなどを取り扱っている。
シンプルなデザインが同社の製品の特徴だが、デザインへのこだわりは、同社のWebページを見ればすぐにわかる。ページのタイトルには、give up bad design for good と書かれている。意訳するなら、「ダサいものは捨ててしまおう。より良いデザインのために」といったところだろうか。
社史によると、同社は'50年代からデザイナーとのコラボレーションを重ねて評判を高め、現在ではすべての製品のデザインを同社のデザイン部門が行なっているという。“デザインは自分たちの手で”というこだわりは、製品にも現れていて、ラインナップを見ると、ほぼすべての製品が単色で素材感を活かしたものに統一されている。会社案内のページには、「現在も創業者一族が会社を所有・経営しており、こうした哲学は受け継がれるだろう」といった内容も見られる。
現在はヨーロッパだけでなく、アメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアと全世界に直営店を持つブランドになっており、日本にも、東京の代官山の直営店のほか、アウトレットモールなどに店舗を構えている。
ボダムファンはもちろんとして、こうした“ストーリー”も含めたこだわりに惹かれる人には、魅力的に映る製品だろう。
ストッパーを押しながら取っ手を引けば、ふたは簡単に取り外せる
本体内部では電熱線が露出している
ティファールの電気ケトル「ニューヴィテス エクスプレス 1L」と比べると、かなり小型なのがわかる
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URL
ボダムジャパン
http://www.bodum.com/index.asp?dom=1027
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2007/01/15 00:01
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