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家電製品ミニレビュー
ティファール「ニューヴィテスエクスプレス ステンレス 1L」

~スマートなステンレスボディの電気ケトル
Reported by 本誌:伊藤 大地

ニューヴィテスエクスプレス ステンレス 1L
 ティファールの電気ケトルは、急速にその認知度を高めているようだ。テレビCMも頻繁に見かけるし、量販店での扱いも日に日に拡大しているように見える。創刊時に掲載したレビューも、大変な反響があった。

 その際にはプラスチックボディのモデルを紹介したが、今回はステンレスボディを採用して、よりスマートな外見になった「ニューヴィテスエクスプレス ステンレス 1L」を紹介したい。希望小売価格は11,600円。Amazon.co.jpでの購入価格は9,360円だった。プラスチックモデルに比べると約3,000円ほど高いことになる。

 まず、箱を開けたときに受けた印象は「質感が高い」ということだ。表面には細かい溝が入れられており、高級感がある。パステルカラーを使用し、ポップで親しみやすいデザインだったプラスチックモデルと比べると、見た目の印象は180度異なる。

 実際、ステンレスモデルのボディサイズは、台座込みで240×165×230mm(幅×奥行き×高さ)、プラスチックモデルは、265×165×215mm(同)となっており、ステンレスモデルの方が幅が狭くて背が高く、スマートな形状になっている。


本体表面には、細かい溝が入っており、高級感を感じさせるデザインだ 左は同じくティファールの「ニューヴィテス エクスプレス 1L」のプラスチックモデル。ステンレスモデルの方が、スマートな形状となっている

 お湯を沸かす手順は同じで、台座についている電源コードをコンセントに入れ、ポットを台座に置く。ハンドル部分にあるボタンを押せば、湯沸かしがスタートする。お湯が沸くと自動でボタンが上がる仕組みだ。最大で沸かせるお湯の量は、製品名からも想像できるように、1Lとなっている。沸かせる最小の容量について、取扱説明書には特に記載がないが、製品紹介ページには「コーヒーカップ1杯(140cc)を約50秒で沸かします」とあるので、少なくとも140mL以上であれば問題はないだろう。本体には水の残量がわかる窓がついており、700mLと最高容量となる1Lのところに目盛りが付いている。

 一気に電力をかけてお湯を沸騰させる機器のため、定格消費電力は1,450Wと、家庭用電気機器としては最高レベルになっている。安全面からもタコ足接続は避けたほうが良いだろう。

 お湯が沸く時間を実際に試してみた。冷蔵庫で冷やしておいた水温5℃のミネラルウォーターを700mLきっちり計って沸かすと、4分6秒かかった。お湯を沸かしている間の消費電力は1,200~1,250Wの間を推移し、沸かし終えるまでに消費した電力は、0.08kWhだった。電気料金に換算すると、1.76円ということになる。


最大で1Lまでお湯を沸かせられる。本体には水の残量が見える窓が付いている 台座にはコンセントが付いており、電源を入れた後に本体を上に載せ、ハンドル部分のボタンを押して湯沸かしがスタートする

 プラスチックボディのモデルと異なるのは、沸騰した際のボディの温度だ。プラスチックモデルでは、本体そのものの温度はほとんど変わらないが、ステンレスモデルは、当然のことながら相当に熱い。子供のいる家庭など安全性を重視するならば、プラスチックモデルの方が良いだろう。

 もう1点の違いは、ステンレスの素材を使用しているため、ニオイ移りの可能性を排除できることだ。

 ティファールの製品に限らず、プラスチックボディを採用した電気ケトルにおいて、お湯を沸かした際の熱によって発生するプラスチックのニオイが気になるという人がいる。ティファールのプラスチックモデルでも、取扱説明書の中で「プラスチック特有のにおいが出ます」と、その可能性について否定していなかった。

 その点、素材がステンレスであるこの製品では、少なくともプラスチックのニオイに関してはその可能性を排除できる。店頭で試してから購入できる製品ではないので、気になる場合は、こちらを選ぶと良いだろう。

 今回、印象的だったのは、ティファールのケトルのバランスの良さだ。たとえば、フタの部分を極端に小さくしてスマートなデザインに仕上げた製品もあるが、こうしたものは、中が洗いにくい。中には、注ぎ口を小さくして、本体と一体感のあるデザインを狙った製品もある。たしかにこうしたものもかっこよく見えるのだが、お湯を注ぐ際にケトルを大きく傾けなければいけなくなり、腕が疲れる。つまり、なかなか、見た目と使い勝手が両立しないわけだ。

 ところがこのニューヴィテスエクスプレスは、デザインも決して悪くないし、フタの口が大きいので洗いやすい。また、注ぎ口も底面からゆるやかにカーブを描く形状にしているため、大きく傾けずに最後までお湯を注げる。


フタの口は大きく、手を入れて洗うことも可能だ 底面からゆるやかなカーブを描いた注ぎ口を採用しているので、大きく傾けなくても注げる。

 唯一、弱点になるのは、価格の高さだが、デザイン、使い勝手ともに高いレベルにあることは間違いない。安心して勧められる定番商品だ。





URL
  ティファール(株式会社グループセブ・ジャパン)
  http://www.t-fal.co.jp/
  製品情報
  http://www.t-fal.co.jp/tefal/products/product/index.asp?category%5Fid=400&dept%5Fid=490&sku=U00307&mscssid=BLP8FDJ1DR7G8PWFW336SK62Q1VA7JP9

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2007/01/19 00:00

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