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家電製品ミニレビュー
第1回 ティファールの電気ケトル

ちょっとほしいお湯がすぐに手に入る便利さ
Reported by 本誌:伊達 浩二

ニューヴィテス エクスプレス 1L
 “ティファール”といえば、圧力鍋や取っ手がはずせる鍋で有名な会社だが、家電も作っている。とくに「電気ケトル」は、大手量販店などでもコーナーが作られるほどの人気だ。

 電気ケトルとはちょっと聞き慣れない分野だが、電気湯沸かし器だ。この分野の国内製品は「電気ポット」と名乗り、湯沸かしだけではなく、その後の保温機能も持っている。ティファールの製品は、ケトルの名のとおり、湯沸かし機能だけで保温機能は持たない。そのかわり、とても早くお湯が沸かせる。

 今回は、「ニューヴィテス エクスプレス 1L」という製品を使ってみた。ボディカラーは「カフェオレ」、「スカイブルー」、「ミモザ」の3色があるが、今回は明るい黄色のミモザだ。Amazon.co.jpでの通販価格は6,980円だった。

 到着時に箱の大きさでおどろいたが、製品全体も写真から想像していたよりも大きい。ボディはプラスティックが主体で、とても軽い。

 使い方は簡単だ。ケトル本体を置いてある台座についた電源ケーブルをコンセントにつなぐ。本体に水を注ぎ、台座に置いて、取っ手の部分にあるスイッチを入れる。沸騰すると、電源スイッチが自動でオフになる。これだけだ。


フタは90度に開く お湯を沸かすときは、台座に本体を載せる 取っ手部分のボタンを押すと、湯沸かしを開始する。湯が沸くと、押し込んだボタンが元に戻る

電源は台座についている 1Lサイズだが、背が高くないので、幅がけっこうある 本体底面

 お湯が沸いたときには、静かにスイッチがオフになるだけで、音による告知などは特にない。ちょっと、「ピッ」ぐらいは言ってほしいと思うのは、饒舌な国産家電製品に慣れ切っているためかもしれない。

 本体は暖かくはなるが、蒸気やお湯に触れるような危ないことをしなければ、まったく不安はない。大柄なので、最初はお湯をそそぐのにとまどうがすぐに慣れる。また、電源ケーブルを引きずらないので、使いやすい。

 お湯を沸かす時間は、コーヒー1杯分の200ccで、1分ほどだった。同じ容量を、自宅のヤカンとガスコンロの標準火力で沸かすのと、ほぼ同じ時間で沸かせる。空だきの心配がないのは、ぼんやり屋の私にはありがたい。

 それにしても、お湯を沸かすのが早いので、消費電力が気になって調べてみると1,450Wと大きい。ちょうど電子レンジと同じぐらいだ。


ワットチェッカーで沸騰中の消費電力を測定してみても約1,300W使っている
 ワットチェッカーで測ってみると、起動と同時に一気に1,292Wに達した。最初から全力で沸かして、最短で終了する設計だ。

 実際に使っている家庭に聞いてみると、電源容量の問題でブレーカーが落ちてしまったことがあるので、電子レンジと一緒に使わないように注意しているという。購入する前に、自分の家の契約容量と、それに対する余裕をちょっと考えたほうがいいだろう。

 また、この製品は水を入れる部分の主要な素材はプラスチックになっている。筆者や周囲のスタッフがお茶やコーヒーを飲んだり、沸かしたお湯を嗅いだりしたぐらいでは、なんとも感じないが、取扱説明書には次のように記されているので、一応、転記しておく。

(以下引用)
Q お湯を沸かすとプラスチックくさい
A プラスチック製電気製品(本製品)は、一般的にプラスチック部分が熱で温められることにより、プラスチック特有のにおいがでます。
(引用終了)

 ついでにいうと、本体は洗いやすく、内部にも手が届きやすいが、電極などを内蔵しているためか、食器洗い乾燥機などで丸洗いすることはできない。


 最後に、電気ポットと比較してみよう。電気ポットが“常時お湯が沸いている機械”なのに対し、ティファールは“いま必要なお湯をすばやく沸かす機械”だ。たとえば、一日中、家にいて、何度もお茶を飲むような用途ならばポットの方が向いている。一方、朝食の際にちょっとコーヒーを飲んですぐに外出してしまう、という用途ならばティファールの方が向いている。使用頻度が低いなら、沸かし直しも早いので、常時保温しておかなくて、そのつど沸かし直すのも苦にならない。

 消費電力が大きいという注意事項はあるが、使い方が簡単で、操作も軽快な製品だ。一人暮らしでお湯を沸かすぐらいしか調理をしないという人や、朝のあわただしい家庭などに推薦できる。





URL
  ティファール
  http://www.t-fal.co.jp/tefal/


2006/10/02 00:03

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