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福島県沖で浮体式洋上風力発電の実証試験開始

 福島洋上風力コンソーシアムは、福島県沖20km地点において、ダウンウインド型浮体式洋上風力発電設備と、浮体式洋上サブステーション、2つの施設間を結ぶ海底ケーブルの設置工事が完了し、実証試験を開始したと発表した。

 浮体式洋上発電設備「ふくしま未来」の出力は2MW。浮体式洋上サブステーション「ふくしま絆」は変電所で、容量25MVA/電圧66kV。浮体式のサブステーションおよび、浮体間を結ぶ海底ケーブルの設置は世界初としている。

浮体式洋上発電設備「ふくしま未来」
浮体式洋上サブステーション「ふくしま絆」

 2014年度中には、7MW油圧ドライブ式浮体式洋上風力発電設備2基の設置も予定されている。完成時の設備容量は、合計で16MWとなり、浮体式洋上発電施設としては世界最大規模になるという。

 実証試験は、経済産業省の「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」を受託したもので、2015年まで行なわれる予定。製造業をはじめとする洋上風力発電関連産業の創出と、浮体式洋上風力発電設備の輸出産業の1つに発展させることを目的としている。また、漁業と浮体式洋上ウィンドファームとの共存もテーマとなっている。

 福島洋上風力コンソーシアムには、丸紅(プロジェクトインテグレータ)、東京大学(テクニカルアドバイザー)、三菱商事、三菱重工業、ジャパン マリンユナイテッド、三井造船、新日鐵住金、日立製作所、古河電気工業、清水建設および、みずほ情報総研が参加している。

(伊達 浩二)