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“スマートエアカーテン”で庫内の温度上昇を抑えるガラストップ冷蔵庫
(2013/10/31 15:04)
使い心地を重視した独自の機能を搭載
ハイアールアクアセールスは、“スマートエアカーテン”で庫内の温度上昇を抑えるガラストップ冷蔵庫「AQR-FG50C」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は26万円前後。
ハイアールアクアセールスとしては初めての401L以上“超大型クラス”の冷蔵庫。庫内容量495L、6ドアで、ドアには強化ガラスを採用する。同社では、大型クラスの冷蔵庫開発において「使い心地」を重視したとして、庫内の温度上昇を抑える「スマートエアカーテン」機能、低温で鮮度が保ちやすいフレッシュルームを3つ備えた冷蔵室、専用ファンで通常の4倍速で冷凍する「ジェットフリージング」機能の3つを搭載した。
スマートエアカーテンは、冷蔵室のドアを開けた時に冷気を庫内前方に流すことで、温度上昇を抑える機能。冷気は、ドアを開けている間最大60秒、ドアを閉じてから約60秒作動するもので、外気が入りにくく、冷気が逃げにくくなるという。また、ドアが開いている間ほぼ室温まで温度が上がってしまうドアポケットも、ドアを閉じてからのエアカーテン動作により、温度回復スピードがエアカーテンなしの時に比べて約60%アップするという。
同社では、冷蔵庫内の温度が安定することで、生鮮食品の鮮度の劣化や栄養素の減少を抑える効果があるという。
3つのフレッシュルームで大型食品トレイも楽々収納
さらに、冷蔵室ではケースや仕切りを設けることで、低温を保ち、食品の鮮度を守るフレッシュルームを3つ配置する。同社によると、フレッシュルーム(あるいはチルドルーム)は、生鮮食品などを入れるのに活用する人が多い一方、容量が小さく、トレイを重ねて入れるなど、使い勝手が悪いと感じる人が多かったという。
AQR-FG50Cでは幅570mmの大型フレッシュルームを上段に、引き出し式の小型のフレッシュルームを下段に2つ、合計3つのフレッシュルームを配置。これまで収納できなかった大型の食品トレイやお皿をそのまま収納できるほか、仕切りを設けることで、取り出しやすくなったという。3つのフレッシュルームを合わせた容量は24Lで、これは401~500Lの冷蔵庫としては最大容量になる。
約4倍速冷凍で、ドリップの流出を抑えながら冷凍
冷凍機能では、熱伝導率の高いアルミトレイと、冷気を効率よく循環させるファンを組み合わせた「ジェットフリージング」機能を上段冷凍室に搭載。通常時の約4倍の速さで素早く冷凍するため、ドリップの流出を抑え、おいしさを逃さずに冷凍できるという。上段冷凍室の庫内容量は約21L。
そのほか、使い勝手の面では給水パイプなど給水経路を全て取り外して洗える自動製氷機を搭載。自動製氷機を自宅で使わない場合は、製氷機を取り外して、製氷室を通常の冷凍庫として使うこともできる。
また、冷蔵室の棚は全て強化ガラスを採用、一升瓶や2Lのペットボトルをそのまま立てて収納できるドアラックを備える。野菜室には、野菜や果物の老化を早めるエチレンガスをカットするエチレンガスカットフィルターを搭載する。
普段は見えない操作パネルなどデザインにも配慮
デザイン面では、フレームレスガラストップを採用。ピュアホワイト、ブルーシルバー、マテリアルブラウンの3色ある本体カラーでは、色味ごとに質感やデザインを微妙に変化させている。マテリアルブラウンでは、ガラスを重ねた透かしデザインを施す。角度によっては見えない控えめなデザインながら、前面にデザインを施した冷蔵庫は国内では珍しい。ピュアホワイトは、ラメ加工を施す。こちらも控えめなもので、角度によっては全くわからないほど。一方、ブルーシルバーはマットな質感が特徴。
また、操作パネルは、表面をタッチした時だけ見える「フィーリングタッチパネル」を採用。部屋ごとの設定が、冷蔵庫の大きなアイコンで行なえるため、わかりやすく、操作しやすい。
本体サイズは685×713×1,836mm(幅×奥行き×高さ)。各部屋の容量は冷蔵室264L、製氷室18L、上段冷凍室21L、下段冷凍室103L、野菜室89L。