オムロン、周囲の雑音を抑えて聞こえやすい補聴器

オムロン イヤメイトデジタル AK-22

 オムロンヘルスケアは、雑音を抑える「ノイズリダクション機能」を搭載した補聴器「オムロン イヤメイトデジタル AK-22」を3月1日から発売する。希望小売価格は40,000円。

 操作部とイヤホンマイクから成る軽度難聴者向けのデジタル式補聴器。エアコンの運転音や街の雑踏など、周囲の雑音を抑えるノイズリダクション機能を採用した点が特徴。ノイズリダクション機能では、人の声の抑揚を認識する。エアコンの運転音や街の雑音は、抑揚がないためノイズ音として処理する。これにより、騒音の中でも人の声が聴き取りやすくなり、より鮮明な会話ができるという。

 また、マイクを耳のイヤホンに組み込んだ「イヤホンマイク」を採用したことで、衣服などにマイクがすれる際、発生する雑音を低減した。

使用イメージ

 このほか、デジタル処理技術「ハウリングキャンセラー機能」を備え、不快なハウリングを抑制し、聴こえやすくしている。これにより、補聴器をつけたままでも快適に電話の通話ができるという。

 使い勝手の面では、見やすく、切り替えがしやすい大きな電源「入/切スイッチ」を搭載。使用者の聴力や周囲の環境に合わせて、音量を手元で調整できる「音量調整ボリューム」機能も備え、初めてでも簡単に使えるようにした。このほか、電池の交換時期をアラームでお知らせする「電池交換お知らせアラーム機能」も搭載している。

 本体サイズは36.9×15.7×75.9mm(幅×奥行き×高さ)。操作部は約19gと軽量で、付属のネックストラップで首から提げて使用できる。イヤホンマイクの重量は約12g。電源は単四形アルカリ乾電池1本。電池寿命は1,200時間。







(小林 樹)

2012年2月21日 17:37