関西電力、外部購入分の78万kWの電力を受電できず

~8月の供給がさらに逼迫

 関西電力は1日、外部から電力を購入している他社受電分の一部が、先方の設備のトラブルで受電できなくなったと発表した。受電できなくなった電力は78万kW。

 新たな見通しによれば、8月の供給力は2,951万kWで、猛暑時の最大電力3,138万kWに対して、187万kW不足する。供給予備率はマイナス6.0%となる。

 7月29日に公開された見通しでは、不足分は152万kWで、供給予備率はマイナス4.8%としていた。

 9月の見通しについても、供給力が2,885万kWに低下し、最大電力3,025万kWに対して、140万kW不足する。供給予備率はマイナス4.6%となる。29日の見通しでは、9月の不足分は128万kWで、供給予備率はマイナス4.2%だった。

8月1日に公開された需給見通し。29日公開分に比べ、供給力が低下している
7月29日に公開された需給見通し





(伊達 浩二)

2011年8月2日 00:18