1月の家電出荷金額は前年比1%減の995億円

~寒さの影響で暖房器具が好調

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2010年1月の家電製品の国内出荷金額を発表。国内出荷金額は前年同月比1%減の995億円でほぼ前年水準を維持した。

 製品別では、電気冷蔵庫(同8.2%増)と空気清浄機(同29.7%増)が引き続き好調。特に電気冷蔵庫では401L以上の大型タイプが好調で、同12.7%増の132億円で3カ月連続の2ケタ増となった。また、寒さの影響で、電気ストーブ(同40.6%)などの暖房器具も好調。特に電気カーペットは前年比195.4%増の大幅増となった。

 また、IHクッキングヒーターは同7.3%増で10カ月ぶりのプラスとなった。

 台数ベースでも電気冷蔵庫、空気清浄機が好調。空気清浄機は同15.2%の23.2千台で、金額、台数ベース共に13カ月連続のプラスとなった。特に加湿機能付きのタイプが人気を集めており同64%増の17万8千台となっている。

 電気洗濯機は同2.8%増の33万5千台で9カ月ぶりのプラスとなった。タイプ別では洗濯乾燥機が同15.2%の9万5千台で、全体の売上に寄与している。

 一方で、電気掃除機(同6.6%減)は31万2千台で2カ月連続のマイナス、電子レンジ(同4.9%減)は24万8千台で、3カ月ぶりのマイナスとなった。

2009年1月から2010年1月までの出荷金額の推移




(阿部 夏子)

2010年2月22日 16:19