関東甲信越での11月の暖房器具販売は前年比で2割増〜GfK調査

　GfKジャパンは、家電量販店における11月の暖房器具の販売動向を発表した。全国では前年を1割上回り、「北海道・東北」地区や「関東・甲信越」地区では2割増だったという。

気温低下により販売が拡大

　2016年の暖房器具の販売台数は、9月は前年を下回ったものの、10月は前年比2%増、11月には13%増となったという。特に「北海道・東北」地区では台数前年比が19%増、「関東・甲信越」地区では21%増と大きく伸長。

暖房器具の販売台数推移

　これら2地区の11月の気温は、前年同月より3℃程度低かった上に、10月との気温差が7〜8℃と大きかったことが、購入の喚起に繋がったとする。

　暖房器具販売の詳細に関しては、販売の7割強を占める電気暖房器具が台数前年比15%増で、同じく石油暖房が11%増。電気暖房器具の方が、伸び率が高かったことがわかる。

　その他の空調機器販売については、エアコンが台数前年比で8%増。冬場に暖房器具と併用されることの多い加湿器は、同35%増となったという。