【東京おもちゃショー2011】
ウィズ、“旅気分”が味わえる携帯スタンド「車窓満喫」などスマホ関連グッズ

 おもちゃの見本市「東京おもちゃショー 2011」が、6月16日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は19日までの4日間。前半2日間は商談見本市で一般の入場が制限されるが、後半2日間は入 場無料で一般公開される。時間は前半が9時半から18時まで、18日は9時から17時まで、19日は9時から16時まで。


 ウィズのブースでは、スマートフォンを活用したグッズが多数展示されていた。その中で特に個性的だったのが「車窓満喫」だ。

車内を細部まで再現。車窓の動画再生用のスマートフォンスタンド「車窓満喫」

電車内のようすを再現したスマートフォンスタンド「車窓満喫」

 車窓満喫はスマートフォン用のスタンドだが、注目したいのがそのデザイン。電車の車内を再現しており、電車の“窓”に、スマートフォンの画面が映ることになる。スマートフォンで車窓の映像を再生することで、本物の列車の車窓を楽しんでいるような旅気分が味わえる仕様となっている。

 今回のブースで展示されたのは、東海道本線や高崎線、宇都宮線などで走っていた「115系」の車内を模したデザインのもの。テーブルや灰皿、網棚など、細かいところまで再現されている。

 座席には女の子のフィギュアが置かれていたが、これは車窓満喫のイメージキャラクター「二宮真鶴」とのこと。東海道本線には「二宮(にのみや)」「真鶴(まなづる)」という駅がある。

 取り付け方法は、裏ブタを外し、窓枠に合うようにセットする。コード用の穴も開けられているため、充電しながら動画が見られる設計となっている。iPhoneやXPERIAなど、多くのスマートフォンに対応するという。

“窓”の内部にスマートフォンを設置する。充電ケーブル用の穴が開いているため、充電しながら使用できる本体にはイメージキャラクター「二宮真鶴」が同梱されており、座席にセットできる

 なお、車窓の動画はパッケージに含まれていないため、動画サイトの映像を再生するなど、別途用意する必要がある。専用のアプリは不要。

 参考出品だが、価格は2,500円、発売は10月を予定している。


「AR(拡張現実)」のシューティングゲームや、アプリで動くiPhone用のぬいぐるみも

 同ブースでは、AR(拡張現実)を利用したシューティングゲーム「appBlaster(アプブラスター)」も公開された。

ARを利用したシューティングゲーム「appBlaster(アプブラスター)」。銃のようなデザインのコントローラーに載せてプレイする画面には、現実の風景に紛れて、エイリアンが登場。画面右下のレーダーで、エイリアンがいる場所がわかる

 ARとは、現実の環境に機器が作り出した情報を重ねる技術のこと。appBlasterではこのAR技術を搭載したアプリを使うことで、iPhone/iPod touchを通して見た風景にエイリアンが登場、エイリアンたちを撃破していくゲームとなる。

 ゲームのプレイには、銃の形をした専用のコントローラーを使用。コントローラーにiPhone/iPod touchをセットして、画面上のレーダーを見ながらエイリアンを撃っていく。コントローラーのトリガーを引くと、コントローラーから飛び出た突起部が、iPhone/iPod touchの画面をタッチする仕組みになっている。

 価格は2,800円、発売日は9月の予定。

 このほか、iPhoneにかぶせるぬいぐるみ「ジャケぐるみくーた」も展示された。専用アプリを使用することで、iPhone上にキャラクター「くーた」が表示できる点が特徴で、つついたり引っ張ったりなどで遊べるという。6月26日発売で、希望小売価格は2,200円。なお会場では、iPad用も公開された。

アプリを使うことで、画面に映った顔をいじって遊べる「ジャケぐるみくーた」。画面中央はiPad版ツイッターの文章を読み上げるぬいぐるみ「Charatter(きゃらったー)」は現在発売中。価格は2,200円



(正藤 慶一)

2011年6月17日 00:00