【IFA2009】ダイソン、コンパクトな「DC26」や新型モーター搭載の「DC31」を公開
イギリスに本社があるダイソンも、IFAで注目を集めるメーカーのひとつだ。ダイソンのブースでは、日本向けに開発されたコンパクトタイプのサイクロン式掃除機「DC26」シリーズのほか、吸引力を維持しつつ小型化したモーター「DDM v2」を搭載したハンディクリーナー「DC31」などが展示されていた。
IFAの会場を回っていて気づくのは、掃除機や冷蔵庫、オーブン、すべてのサイズが日本で売られているものよりひとまわりも二回りも大きいこと。ダイソンのラインナップでも、日本ではみかけない大型の「DC29」が展示されており、主力製品としてアピールされていた。
手前が「DC22」、奥が日本では販売されていない、大型の「DC29」 | 「DC31」。新型の高効率モーター「DDM v2」を搭載する | 小、中、大のキャニスター型掃除機とスティッククリーナー、ハンディクリーナーとラインナップを揃えたダイソン |
欧州でも「DC26」が投入されたことで、サイズ的に、コンパクトな「DC26」、日本の一般的な掃除機と同等の「DC22」、日本にはない大型サイズの「DC29」を揃え、さらにスティックタイプの「DC24」、ハンディタイプの「DC31」を加えたフルラインナップが揃ったことになる。
展示の目玉は、製品そのものよりむしろ、ダイソンがテストに使用しているロボットのデモだろう。ブース中央に置かれたこのロボットが、スティックタイプの「DC24」を縦横無尽に動かし、その追従性と耐久性をテストしている光景が見られる。イギリス本社のラボではさまざまなシーンを想定してこうしたテストが行なわれているという。
「DC24」のテストをするロボット |
ブースを見ていると、ヨーロッパにおけるダイソンは、日本における高級ブランドという位置づけとは若干異なり、「こだわりのある掃除機専業メーカー」といったあたりであることがわかる。パネルなどによる機能説明はほとんどなく「まず基本性能」という同社の哲学が見て取れるブースだ。
(本誌:)
2009年9月5日 09:13
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