やじうまミニレビュー
身も心も軽くなる! 携帯できる靴「レイトアップ」
by 川端 衣里(2015/11/6 07:00)
ジムや旅先に持っていったり、オフィスで履くシューズ。どんなものをお使いですか? スニーカー、スリッパ、ナースシューズと様々な種類がありますが、かさばったり、用途が限られていたりと、いまいち使い勝手が悪いものです。
今回ご紹介する「レイトアップ」はそれらの悩みを一気に解消してくれる、全く新しいタイプのコンパクトシューズです。
メーカー名 | デバイスクリエイション |
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製品名 | レイトアップ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3.780円 |
構造はシンプルで、ニットで編まれた厚手のソックスに靴底を付け、中に厚さ約1㎝のインソールが入っているというもの。カラーはレッド、ブルー、イエロー、パープル、ブラック×グレー、ブラック×イエローの6種類が用意されています。
「レイトアップ」の重さは片足わずか66g(26cmサイズの場合)。履いた時は、履き口がくるぶしより5cm程上の位置に来ることになります。サイズ展開は22cmから30cmの9種類で、ハーフサイズはありません。普段25.5cmの靴を履いている方は26cmと、若干大き目を選ぶとちょうど良さそうです。
抜群のルックス
6種のカラーはそれぞれ靴底部分とソックス部分で色が分かれており、甲にあたる部分に靴ひも風のデザインが施されています。
今回購入したレッドは青と水色が組み合わされており、色合い鮮やかですが、デザインが洗練されているので奇抜になりすぎません。黒を基調としたシックなカラーもあるので、目立ちたくない方はそちらを選ぶと良いでしょう。
軽くてコンパクト
見た目だけでなく、そのコンパクトさも大きな魅力の一つ。インソールはフラットな一枚の板状なのでかさばらず、ポーチ等に入れてしまえばバッグの中でも場所を取りません。
旅先にも気軽に持っていくことができ、長いフライトやホテルのジムなどで重宝します。会社帰りのジム通いはシューズの持ち運びが面倒で出来ないという方も多そうですが、常に鞄に忍ばせておけば仕事が早く終わった時などに気軽に行くことができます。
機能面も優秀
見た目と軽さのほか、機能面も優れています。レイトアップを着用して軽いウォーキングやストレッチ運動をしてみると、インソールが全くズレない安定性に驚きます。
全体の材質は衣類素材の中で最もフィット感に優れ、通気性、肌触りも抜群なナイロン・ポリウレタン。汗をかいても滑ることなく、普通のソックスのようにだんだん下がって脱げてしまう事もありません。インソールは取り外し可能でソックス部分だけを洗うことができるので常に清潔。
新しい靴にありがちなつらい靴ズレとも無縁です。ソックスの底から足の側面部分にかけては天然ゴムでコーティングされており、足の裏を守ると共に歩行や運動に最適なグリップが得られます。
ジムだけでなく、リハビリにも
ジムなどでの本格的な運動のほか、自宅や外出先でのヨガやストレッチにも適しています。ストレッチ運動でよくある手を足に引っ掛ける動作も、靴底や甲部分に使われているゴム素材が快適にサポートしてくれます。
更にスリッパでは転びやすい高齢の方や、ケガや病気で歩行に不安のある方のリハビリテーション用としても便利です。オフィス用インナーシューズとして使えばハイヒールや革靴での外回りに疲れた足をリラックスさせてくれ、デスクワークの能率アップに一役買ってくれることでしょう。
デメリットは華奢さ
このように優秀なレイトアップですが、その手軽さゆえのデメリットもあります。室内での運動や軽い危険物から足を守るのには十分ですが、基本的に底の厚い丈夫な靴下のようなものなので、屋外での本格的な運動には不向きです。
また、メーカーは防災グッズとしての使用も推奨していますが、建物が壊れてガラス片が飛び散るような大災害の際はレイトアップではかなり心もとないと思われます。防災用としては、やはり履きなれたスニーカーなどを別に用意した方が良いでしょう。
また、せっかく携帯性に優れているので、専用のポーチなども付属していればもっと良かったと思います。以上のように欠点もありますが、そのほとんどは手軽さとコンパクトさの裏返し。
室内での使用、屋外でも軽い運動に限って使うには大変完成度の高い商品であると言えます。鞄に一足入れておけば、あなたの生活をがらりと変えてくれる可能性があるレイトアップ。是非ともおすすめ致します。