イベントレポート

インテリアライフスタイル2014

グレープフルーツを甘く搾る秘密兵器など、アイデア雑貨が勢揃い

 デザイン家電や雑貨の見本市「インテリアライフスタイル」が、6月4日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は6月6日までの3日間。商談を目的とした商業見本市のため、18歳未満と一般の入場はできない。

 家電Watchでは、会場で公開されていた生活雑貨も紹介する。

グレープフルーツなのに苦くない!?

「ののじ グレフル種取物語」

 レーベン販売の「ののじ グレフル種取物語」はグレープフルーツの果汁を美味しく搾れるキッチンツールだ。

 グレープフルーツの苦みの原因は、その種にある。グレープフルーツには約60個もの種があり、この種の周りが苦みを含むという。

 本製品では種周りを残して搾れる形状を採用し、苦みや雑味のない果汁だけを採れる。実際に搾りたての果汁を飲んでみると、あまりに苦みがなく、甘いので驚いた。この果汁でグレープフルーツサワーを作ったら、さぞや美味しいだろう。

使い方は、果実を押しつけて、回転させるだけ
果実の中央の種が集まった部分だけ残して果汁を絞ることができた。あっという間で簡単だ
搾った果汁はそのまま注げる。なおこの画像で使っているアイテムは「上位モデルグレフル種取物語・竹姫」。希望小売価格は1,600円(税抜)

 本体サイズは185×135×60mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約115g。素材はポリプロピレン樹脂で、耐熱温度は130℃。食洗機で洗える。近日一般発売を予定している。希望小売価格は1,400円(税抜)。

産学官が連携して生み出した“生ごみダイエット器”

「kcud 生ゴミ水切り器」

 「kcud(クード) 生ゴミ水切り器」は、キッチンの生ごみを水切りしてコンパクトに捨てられるアイテム。三角コーナーのようにシンク隅に設置する。

 本体は手で2つ折りにたためる構造で、生ごみを挟んで水切りする。ゴミの重量を10%カットし、かさを減らせる。なお、市販の水切り袋を装着できる。

水を含んだタオルも……
このようにしっかり水切りできる

 なおこの製品は札幌市長の「自治体ごみを減らしたい」という思いをきっかけに、札幌市、札幌市立大学、アッシュコンセプト、岩谷マテリアルが産学官共同で開発した。6月下旬より発売予定。希望小売価格は900円(税抜)。

 使用時の本体サイズは176×137×168mm(同)。本体重量は180g。分解して洗えるので、清潔に使えるという。

横から見た様子。2つのパーツを組み合わせている
分解して洗える

水切りとしても使える、折りたためる鍋敷き

 アッシュコンセプトの「ORISHIKI」は、折りたたたんでコンパクトに収納できる鍋敷きだ。発売中で、希望小売価格は1,200円(税抜)。

「ORISHIKI」
水切りとしても使える

 シリコン素材の鍋敷き。本体表面には凹凸があり、たたむ際にレゴブロックのように噛み合う。洗ったコップなどを置いて、水切りとしても使える。

 広げたサイズは170×170×4mm(同)。本体重量は120g。耐熱温度は200℃。

折り紙のようにたたむ
凹凸をレゴのようにはめていく
ハンカチサイズにまとまった
カラーは豊富に用意する

小林 樹