やじうまミニレビュー
スペースを詰めると最大7口差し込めるテーブルタップ
by 藤山 哲人(2014/7/31 07:00)
一見すると何の変哲もないテーブルタップだが、よく見ると差し込みの穴の間隔が同じで、どこにも差し込めるようになっている。つまりフツーのコンセントプラグなら、間隔を詰めて差し込むと最大7.5(えっ?)つの機器が接続できるというテーブルタップ。それがYAZAWAの「差し込みフリータップ」だ。
メーカー名 | ヤザワコーポレーション |
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製品名 | 差し込みフリータップ ブレーカースイッチ付き/USB差込口付き |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,886円/2,177円 |
当たり前だがどの差し込みに指してもちゃんと動く!
これまでのテーブルタップと言えば、コンセントプラグを差し込むブタの鼻の穴のような差し込み口が、必ず2穴でセットになって1つのコンセントが差し込めるようになっていた。細長いスリム型でも、2つの穴がワンセットになる基本構造が変わることはなかった。
しかし、本製品はセットになっている穴がなく、どの差し込み口に挿してもいい。しかも差し込み口が最大7.5個と中途半端。0.5個ってなに? と思うだろうが、ツメツメでコンセント差し込むと7つの機器が差し込めて、穴が1個余るから。つまり、穴3つ分の大きさが必要なデカいコンセントプラグを差し込んでも、最大7個までつなげるというわけだ。
あまり電気に興味がない人にとっては、どの差し込みに挿しても使えるなんて当たり前のことで、普通よりちょっとオシャレなテーブルタップにしか見えないかも知れない。
しかし、多少電気の知識がある人にとっては「えっ! 何これ!」「この発想はなかった!」「そうきたかっ!」など、絶賛する声が多くあがるだろう。そう、本製品はオシャレなだけでなく、ちょっとマニア心をくすぐるアイテムなのだ。
ラジカセやノートパソコンなどは、プラグが小さいのでツメで差し込み、ACアダプターや電子機器の充電器などサイズが大きいものは、いくつかの穴を塞いで使えばいい。実に効率がいいテーブルタップ。ただ場合によっては、従来型のテーブルタップの方が便利に使えることもあるだろう。
テーブルタップのコンセントプラグは、小型でL字型なので、壁コンセントにピッタリ密着して超スペース。ホコリの混入によるショート防止もされていて安心だ。
コードはやや固い。購入直後は、クセを直してから配線するといいだろう。
USBポートやブレーカースイッチ付きモデルもあり
このテーブルタップには、ブレーカースイッチ付きとUSBコネクタ付き、何も付いていない標準タイプに加えて、カラーバリエーションとコードの長さでバリエーションがある。
ブレーカースイッチ付きモデルは、テーブルタップにつながっている機器をまとめてON/OFFできるスイッチが付いている。ON時にはランプが点灯し、最大ワット数を超えて機器を使うと自動的に電源が切れるブレーカーも兼ねている。
USBポート付きは、テーブルタップ横に1A出力ができるUSBコネクターを備えている。スマートフォンの急速充電などに便利に使えるだろう。
標準モデルは付加機能はないが、差し込み口が1つ多く8.5個となっている。
カラーバリエーションは、それぞれ白と黒があり、さらにコード長さが1.5mと2.5mがあるので、3モデル12バリエーションがある。
デスクにはUSB、居間にはスイッチ付きがオススメ
「差し込みフリータップ」は、スリムデザインのテーブルタップというだけでなく、自由度が高く機能的な製品。
事務所や家庭のデスクで使うなら、スマートフォンなどの充電にも便利なUSBコネクター付きがオススメだ。パソコンや周辺機器の電源、オーディオやデスクスタンドなどの電源を取るのにピッタリだろう。
コンセントの抜き差しが多いリビングには、ブレーカースイッチ付きのモデルがいいだろう。これなら、容量をオーバーする場合は自動的に電源が切れるので、わざわざ最大ワット数を計算して使う必要もなく、安心・安全だ。
価格は標準タイプが2,000円程度、それ以外が2,500円程度なので、普通のテーブルタップに比べると割高に感じる。しかし、2本分のテーブルタップを1本にまとめられ、電線のとぐろを解消するにはもってこいのアイテムだ。