やじうまミニレビュー

モバイルバッテリーで温まる、ねこ型フードケット

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ユーイング「ねこフードケット ホワイト USB-FB5F(W)」。袖を作って着た様子。ショート丈ジャケットのような着心地

 台風が1つやってきては去るごとに寒さが増している。暖房のスイッチを入れればいいのだが、入れたら最後、終日入れっぱなしになるのが目に見える。もう1日くらい我慢してみよう、と思いつつ着ぶくれていくが、どうせ着ぶくれるならかわいく着ぶくれたい!? そんな乙女心から手にしてみたのが「ねこフードケット」である。

メーカーユーイング
製品名ねこフードケット ホワイト USB-FB5F(W)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格5,561円

 ねこフードケットとは、ねこ耳としっぽがついた起毛素材のフードケットである。素材は表がポリエステル、内側のポケットがポリエステルと綿で、サイズは140×60cm(横×縦)。

 本体には繰り返し使える「USB付平面ヒーター」(29×8.5cm)が付属する。ヒーターには電源となるモバイルバッテリーは付属しないので、別途用意する。

製品パッケージ
左から取扱説明書、フードケット、USB付平面ヒーター
USB付平面ヒーターの電源には、別途用意したモバイルバッテリーを使う

 本体内側には、ピンク色の横長ポケットが2つと、四角いポケットが1つついている。USB付平面ヒーターとモバイルバッテリーを入れることで、羽織ったままどこにでも移動できる。

フードケット全体
ポケットに、USB付平面ヒーターとポータブル充電器を収納

腕を袖に通したり、肩掛け、ひざ掛けにも使える

 ねこフードケットを羽織ると、頭から首、肩、背中、腰、腕までをカバーする。ボタンの留め方で使い方が変えられるようになっており、肩からかけて前を留めるだけでなく、片側上下を留めることで袖を作り、腕を通すこともできる。

端を手前に折りたたんで羽織り、前をボタンで留めるパターン
上下のボタンを留めて、袖を作って着るパターン

 羽織ってみると、背中の中央付近がふんわりと暖かく感じられたが、サイズ的に男性の利用は厳しいかもしれない。ただ、くるまれない場合でも、膝かけとしても活用できる。ちょうど太もものあたりにヒーターが来るので、すぐに温まりたいときにはよさそうだ。

羽織るパターン
ヒーターを下のポケットに入れると、背中の真ん中あたりが暖かい
露出させた状態でサーモグラフィで計ったところ、最高温度は41.4℃であった(旧エネループの容量5,400mAhのモバイルバッテリーを使用)

 では、実際にどれほど発熱するのだろうか? サーモグラフィで測定したところ、ポケットに収納していない状態で最高温度が41.4℃となった。お風呂で言えばちょうどいい具合である。実際に使っている状態であれば、もう少し温度は上がるだろう。

 しかも、温まるまでが結構早い。ポータブル充電器のスイッチを入れると、数秒後にはヒーターの一部が熱を帯びてくるのが分かった。

 ねこ風というのは、やはり10代、20代前半くらいがターゲットだろうか。さすがに筆者くらいになると、人に見せて喜ばれる状態ではないと分かった。ハラマキバージョンなどがあると、性別を問わず、幅広い年齢層にウケそうな気もするのだがいかがだろうか。

すずまり