やじうまミニレビュー

ロイヤルクラフト「耐熱トースター皿」

~トーストと目玉焼きを同時に調理。食器棚の省スペース化にも
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


扱い易いサイズで、しっかり1人分の耐熱皿

ロイヤルクラフト「耐熱トースター皿」

  今回紹介する「耐熱トースター皿」は、電子レンジやオーブンで使える耐熱皿である。

 耐熱皿など、今さら珍しいものでもなんでもないが、形が真四角で、2枚焼きのオーブントースターなら2つ並べて、4枚焼ける網なら4つ並べて加熱できる。このスペースの無駄のなさが最大の特徴。食器棚にも収まりやすいのも見逃せない ポイントだろう。小さく見えるかもしれないが、市販のマカロニグラタンでもしっかり1人前が入る容量だ。


メーカーロイヤルクラフト
製品名耐熱トースター皿
購入店舗楽天市場
購入価格893円


 この耐熱トースター皿は、オーブンを使った焼き物料理に使用できるのだが、この小型さを活かして、オーブントースターでパンと一緒に焼く、といったシンプルかつ気楽な使い方もできる。たとえば、ハムと生卵を入れて、パンと一緒にオーブントースターで焼けば、主食とおかずが同時に完成するというわけ。拙宅のオーブントースターで試したところ、パンはサクサク、目玉焼きは黄味がトロリというベストな状態に仕上がった。これは料理が苦手な人だけでなく、すばやく朝食を準備したい際にもありがたい。

上から見たところ。本体サイズは約145×120×40mm(幅×奥行き×高さ)側面にはかわいいイラストが描かれている

 それでは以下に、パンと同時に調理した例の一部をご紹介しよう。なお、ご利用のオーブントースターによって仕上がりが大きく異なる可能性があるので、調理時間はあくまでも参考としていただきたい。

トマトとズッキーニとエビのチーズ焼きに挑戦

 あらかじめオリーブオイルで炒めておいたズッキーニとエビとトマトを「耐熱トースター皿」に移し、チーズとパン粉を載せて、パンと一緒に焼いてみた。2人分のトーストとおかずが同時にでき、おいしい一品となった。

 ただ、トースト時間が4分程度なので、耐熱皿に入った食材の焦げ目は薄い。耐熱皿を先に加熱し、時間を見計らってパンを入れるなど、時間を置いた方がよさそうだ。ただ、チーズがトロリと溶ければいいという場合は、最初から同時加熱でも問題ないだろう。

フライパンで焼いた具を耐熱トースター皿に移すチーズとパン粉を載せたら、パンと一緒にオーブントースターへ。パンの焼き上がりと同時におかずも完成
2人分のトーストとおかずが同時にできた焦げ目は足りないが、おいしい一品に。トーストに載せて食べるとさらにGOOD!

マカロニグラタンとトーストがちょうど良い感じに

 「耐熱トースター皿」のボリュームが知りたいので、市販のマカロニグラタンの素を使って、調理してみた。ちょうど2人分のマカロニ入りのセットだったが、「耐熱トースター皿」にはちゃんと1人前ずつ盛りつけられた。

 今回はマニュアル操作で、220℃設定で8分加熱することにした。別途タイマーを用意し、加熱開始から4分後にパンだけ2枚追加。結果、グラタンのチーズも、パンもこんがりとちょうど良い仕上がりになった。トーストをもっとこんがり焼きたい場合は、最初から8分トーストしてもいいかもしれない。

フライパンで下ごしらえしたマカロニグラタンを盛りつけ。ちゃんと1皿1人前分であるチーズをのせてオーブントースターへ。220℃で8分加熱する
加熱開始から4分後、パンを追加。8分後にはこの通りアツアツのグラタンとサクサクのトーストが味わえた

ハムと目玉焼きで簡単朝食も

 最後は、耐熱皿にハムと生卵を落としただけという、超簡単メニューにチャレンジだ。温度は220℃、調理時間は8分の設定でスタート。パンも最初から入れてみた。

 すると、目玉焼きは半熟、パンはザクザクという嬉しい仕上がりとなった。目玉焼きをそのままパンに載せて味わうと、最高である。これならフライパンもいらないし、おいしい朝食がスピーディに準備できる。

ハムを入れ、生卵を落としただけパンと一緒にオーブントースターへ220℃で8分加熱したところ、見事な仕上がりに
トーストと目玉焼きが同時にできたフライパンではつい焼きすぎてしまう筆者も、これなら半熟も簡単!

用途が広いので、食器棚の省スペース化にも役立つ

 これまで我が家にあったグラタン皿の場合、グラタン以外では滅多に利用シーンがなかったのが悩みだった。熱々のグラタンが食べたくなった時、寒い季節には使用するが、それ以外は食器棚の忘れられた存在になりがち。しかし、この「耐熱トースター皿」は、使い道はグラタンや焼き物などのオーブン調理に限らない。サラダを入れてもいいし、深めの取り皿として使ってしまうという手もある。プリンや小型のケーキを作ってもよさそうだ。

 使い回しも利くので、無駄な食器を省き、収納スペースの縮小にも貢献できること間違いなしだ。





2011年 9月 20日   00:00