やじうまミニレビュー

エコでシンプルデザインの無印良品「ソーラークッキングスケール」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
無印良品「ソーラークッキングスケール SD-005」

 お菓子作りには欠かせないクッキングスケールは、我が家では非常に出番が多い調理道具だ。

 今回紹介するのは、シンプルなデザインで使いやすそうな無印良品の「ソーラークッキングスケール」。ソーラー電池とボタン電池のハイブリッド電源で、電池の消耗が少ないエコな製品だ。

メーカー名無印良品
製品名ソーラークッキングスケール「SD-005」
購入場所無印良品ネットストア
購入価格3,900円

 本体サイズは122×200×40mm(幅×奥行き×高さ)。薄型のデジタルクッキングスケールと比較すると、計量皿の部分が分厚く感じる。これは計量皿の部分に小皿が装着されており、外して使えるようになっている。

 最大計量は2kgで、最小表示は500g未満で1gごと、500gを超えて1,000g未満までが2gごと、1,000gを超えて2,000g未満までが5gごと。

 明るいところでは、ソーラー電池のみで稼動する。ソーラー電池のみで利用できる明るさのめやすは、60Wの白熱電球の場合は1.4m以内、30Wの蛍光灯では2m以内。

横から見ると計量皿が厚め
ソーラーパネルがあるが、電池でも駆動する
穴が開いており、吊り下げも可能

ソーラー部分が影になっても電池駆動に切り替わって安心!

大きめのボウルを使うと影になるが、電池に切り替わるのできちんと計量できる

 お菓子作りでよく使用する大きめのボウルで計量すると、ソーラー電池部分が影になってしまう。そのため、ソーラーだけで駆動するクッキングスケールは、表示が消えてしまって困ることがある。でも、本製品は電池に切り替わるので、表示が消えてしまうことがないのが嬉しい。

 そのため、正確な計量がお菓子の出来を左右するので、お菓子作りでも安心して使用できた。それに文字表示もハッキリしていて見やすい。

 通常計量のほかにも、追加計量(袋引き)ができる。先に容器をのせて重量が表示されたら「ON/TARE」ボタンを押す。そうすると0gと表示が切り替わる。その後に、量りたい計量物を乗せれば、軽量物の重さだけが量れるのだ。なお、容器の重さと計量物の重さが2,000gを超えるとエラー表示となる。

袋引きをする際は、先にお皿を置く
「ON/TARE」ボタンを押して表示を「0」にして、計りたいものをお皿に乗せる
これで中身の重量だけを量ることができる

 計量皿の部分に装着されている小皿を外して逆さにすると、フチが少しくぼんだような形になる。ここにロングパスタを乗せてみたところ、滑ってこぼれることがなく、簡単に計量できた。

小皿をはずすことができる
ひっくり返すとフチにくぼみがあるので、そこにパスタを乗せられる
パスタの量も簡単に計れた

 オートパワーオフ機能も搭載されているので、うっかり電源を切り忘れても10分後には自動で電源が切れる。

 本体の隅にはフック穴がついているので、フックに引っかけて吊り下げ収納ができる。デザインもスッキリしていて、壁に下げて“見せる収納”でもキッチンに映える。

 ソーラー電池だけの駆動では、ボウルなどの影になって消えてしまうのが不満だったが、本製品はソーラー電池とボタン電池のハイブリッド製なので、そういったデメリットがなく、何の心配もなく使うことができた。さらにソーラー電池を併用するため、電池の消耗も少ない。

 使い勝手がよく、デザインにこだわりがある方にもおすすめしたいクッキングスケールだ。

石井 和美