やじうまミニレビュー

カラダとのフィット感が抜群の、ランニング用ウエストポーチ「フリップベルト」

〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 第10回は、スマートフォンなどを収納してもカラダにしっかりとフィットする「フリップベルト」を紹介する。

 ナイキのランニングショーツの回でも述べたが、スマートフォンのアプリを使用しているランナーは少なくない。そんなときに問題になるのが「いかに走りに影響を与えずにスマートフォンを携帯するか?」ということ。だが、ウエストポーチやアームバンドほか、これまで市場に存在した収納グッズで100%満足できるものはなかった。あるとき友人から「フリップベルトというのがあって、かなりいいですよ!」という情報を得て、早速インターネットで注文してみた。

メーカー名 FlipBelt(フリップベルト)
製品名 フリップベルト
購入場所 フリップベルト(公式ネットショップ)
購入価格 4,000円(税抜)
フリップベルト

 これまで筆者がスポーツ用のウエストポーチで最も優秀だと思ったのはアメリカ生まれの「スパイベルト」。ラバーバンドとスパンデックスの収納部分を組み合わせた構造はカラダにピッタリとフィットして、ランニング中の揺れがほとんど気にならなかった。さらに、時代が折り畳み式の携帯電話からスマートフォンへと移行するとともに、ラージサイズを用意するなどしてランナーのニーズに対応していた。筆者はコーディネートにあわせて5個ほど所有するなど、スパイベルトのファンとなっていった。

 そんなスパイベルトの唯一ともいえる欠点は“収納部分が一か所しかない”こと。レース中に使わなくなった手袋も、栄養補給用のエナジージェルも、スマートフォンも、同じスペースに入れなければならなかった。あるときは、エナジージェルを取り出そうとしてスマートフォンを落としそうになったこともある。

 そんなときにランニング仲間が、教えてくれたのが「フリップベルト」だったのだ。

物の出し入れは本体に4か所あるスリットから。iPhone 6S Plusも収納可能。運動時はスリットがある面を内側にしたほうが収納物の落下のリスクは減る

 フリップベルトは全体が伸縮性に優れた素材で作られたスポーツ用ウエストポーチ。収納物の出し入れは4か所のスリットから行ない、ジッパーやベルクロテープなどは使用しない。

 最初は「運動中に物が落ちるんじゃないか!?」と思ったが、実際に何回か走ってみて、その心配がないことが分かった。そしてスパイベルトの欠点として指摘した「収納した物がゴッチャになる」ということに関してもフリップベルトはそれぞれのスリットから入れた物が内部でほとんど移動しない構造となっており、その心配はなかった。

スリットの一か所には鍵をしっかりと収納できるキークリップが設けられる

 また運動時の揺れの少なさもスパイベルトと同レベルで、スポーツブランド各社がリリースしているウエストポーチと比較すると、圧倒的にフィット感が高い。そのため走ることに集中でき、日々のランニングにはもちろん、今後はレースなどでも使いたいと思うほど、その機能性は高い。

 唯一気になるのは価格設定。お金に余裕のあるランナーは4,000円(税抜)という価格は気にならないかもしれない。だが、スポーツ各社のウエストポーチやアームバンドが2,000円程度で買えることを考えると、ちょっぴり高いと言わざるを得ない。

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。