やじうまミニレビュー

トコロテン方式で誰でも上手に巻き寿司を作れる「極太バズーカ寿司次郎」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
日本名では「極太バズーカ寿司次郎」だが、ニュージーランドでは「sushezi」という製品名

 主に年中行事やイベント等でお馴染みの太巻き寿司。きれいに作るのは難しく、いつも買って済ませているが、たまには自分の好みの具材で作りたいものだ。

 そこで、今回はニュージーランド生まれの「極太バズーカ寿司次郎」というクッキングトイをご紹介する。海外製らしい独創的な方法で、誰でも簡単に太巻き寿司が作れるという。

メーカー名ストラップヤ
製品名極太バズーカ寿司次郎
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,687円

酢飯と具材を詰めるだけでコツいらず

 セット内容は本体と心棒、フタの3つで、本体サイズは約29.5×約5.5cm(長さ×直径)。

筒状でとてもシンプル。海苔巻きを作る道具には見えない……
セット内容は本体、心棒、フタの3つ

 事前に酢飯を準備し、酢飯とお好みの具材を本体に詰める。このとき、すり切り一杯くらいにする。酢飯を詰め終わったら、心棒を使ってご飯に溝を付け、その溝に具材を乗せる。

酢飯はすり切り一杯程度でちょうどいい
心棒を使って真ん中を凹ませる
凹んだところに具材を置く

 心棒をセットしてから、本体を閉じて留め具でロックし、付属のフタを本体の先端にはめる。そして、心棒を回して軽く押し込み、内部の酢飯と具をギュッと凝縮させる。あとはフタをはずして心棒を押し込むだけだ。

海苔巻きの概念を覆す作り方! ドゥルンと出てくる

 下に海苔を敷き、ゆっくりと心棒を押し出すと、キレイに詰めたご飯が出てくる。ドゥルン! と出てくる見た目のインパクトが大きく、ワクワクしながら見守っていた家族が「うわあ……」と引いてしまう程だった。一般的な海苔巻きの作り方を想定していると、トコロテンのように押し出す予想外の作り方に驚くことだろう。

出てきた!
ゆっくり押し出すとキレイに成形されたごはんが出てくる。海苔のサイズに合わせた大きさだ

 しかし、海苔を巻く前でも崩れることがなく、きちんとまとまっている。あとは海苔をクルッと巻いて、カットすれば完成だ。ごはんの分量と詰まり具合がちょうどよく、包丁でカットしても崩れることなかった。

あとは海苔をクルクルッと巻くだけ。簡単!
崩れることがなくキレイにできた!

まん丸の小さめな太巻きが完成

 たくさん具材が入っている太巻きは、食べるときにボロボロと崩れて大変だが、「極太バズーカ寿司次郎」で作れる太巻きのサイズは中巻き程度の大きさで食べやすいサイズだ。

 太巻きは断面が横に広がった楕円形になりがちだが、極太バズーカ寿司次郎で作った太巻きはまん丸になる。

 今回はサーモン・アボカド、マグロ・きゅうり・たまごの2種類を作ったが、具材は3種類程度でちょうどいいバランスだった。ごはんもカチカチではなく、ほどよく詰まっていて持ちやすく美味しい。子供もこぼすことがなく、好評だった。ふだんのランチでサラダ巻などをササッと作るのに重宝しそうだ。

こんなにキレイに太巻きを作れたのは初めて
具材が真ん中にきちんと収まっている

 ネタグッズかと思っていたが、予想外に実用的で驚いた。使用後はごはんが本体内部にくっつくことがなく、次々ごはんを詰めて作ることができる。たくさん作りたいときも素早くできて便利だ。ごはんを3合炊いて、ちょうど4本作ることができた。

 海苔巻き寿司作りが苦手でいつも市販品を購入していたが、これなら自分でも作ることができそうだ。押し出してニュルッと出てくるところもおもしろいので、ちょっとしたパーティーでは作るところから披露しても盛り上がるに違いない。

石井 和美