なかなか乾かないパーカー・ハイネック専用のハンガー

シンコハンガー「ハイネックハンガー」

　厚手で乾きにくい服というのはあるが、中でもダントツはフードが付いたパーカーだ。フードの下部分が陰になってしまうので、ほかの洗濯物はカラカラに乾いているのに、パーカーのフード周りだけ湿っているということがよくある。

　そこで購入したのが今回紹介する「ハイネックハンガー」だ。フード部分を上に固定した状態で干せるので、フード周りもしっかり乾かすことができる。そもそもは、ハイネック用に開発されたものらしいが、我が家ではもっぱらパーカーを乾かすのに活躍している。

　本体は一般的なハンガーとはかなり違う見た目と構造。ネック部分は最大14cmまで伸びる構造で、肩幅も42～54cmの間で調整できる。長さの調整は至ってアナログで、ネック部分は、本体部分をしっかり持って、上に持ち上げるだけ。肩の部分も手で長さを調節する。

製品本体

一般的な洗濯物用ハンガーに比べると大きく、しっかりした構造

ネック部分は最大14cmまで伸ばすことができる

肩は42～54cmの間で調整可能

　パーカーを干すときは、まず肩の部分をハンガーにかけて、その後でフードをネック部分のサイドに挟むこむようにする。普通のハンガーに比べるとセットするのに時間はかかるが、慣れればすぐにセットできるようになる。

　実際使ってみたところ、確かに乾くのが速い! フード部分が常に浮いている状態なので、フード周りまでしっかり日が当たり、風も通っている。

ハイネックハンガーにパーカーを干したところ

フード部分を上に固定できる

フードが常に浮いている状態なので、フード周りもしっかりと乾く

一般的な洗濯物用ハンガーに干したところ

フードは垂れ下がった状態

陰になってしまう部分はなかなか乾かない

　もう1つ、思わぬ効果として実感したのは、型崩れしにくいという点。パーカーは、厚みのある素材が多く、水を吸うとずっしりと重くなってしまう。軟弱なプラスチックハンガーだと、パーカーの重みで型崩れしてしまうが、ハイネックハンガーは、厚みがあり肩が落ちることもなく、型崩れせずに干すことができる。

　パーカーやハイネックが好きな人は一度試してみる価値アリのアイディアグッズだ。