| |
|
|
|
|
|
やじうまミニレビュー マワ「人体ハンガー」
|
|
~ネクタイやシャツがすべり落ちない
|
Reported by
本誌:伊藤 大地
|
|
|
|
|
|
|
|
人体ハンガー
|
日本の家屋も洋間が増えてきたため、クローゼットに衣服を収納している人も多いだろう。私も、クローゼットにハンガーで洋服を吊して保管している一人だ。
毎朝、ハンガーに吊した衣服がパンパンに詰まっているクローゼットから、その日に着る服を選ぶわけだが、常々、イラッとさせられることがあった。取ろうとした衣服の隣にあるシャツに、ちょっと手を触れただけで、ハンガーからシャツが滑り落ちてしまうのだ。特にワイシャツやネルシャツなど、前をボタンで留めるタイプの衣服でこの傾向が強い。
もちろん、収納するシャツのボタンを1つ掛ければそれで済むことではある。しかし、どうしても面倒で、いい加減にハンガーに掛けてはずり落ちて、腹を立ててまた雑に掛け直す……という悪循環を繰り返していた。
そんな折り、Amazon.co.jpで人気製品としてランクインしていた「すべり落ちないスリムハンガー」を見つけ、購入してみた。価格は20本セットで3,980円。人気があるせいか、在庫を切らしており、納品されたのは注文後2週間経ってからのことだ。
|
ハンガーの表面は、ゴムのような樹脂でコーティングされている
|
なぜ“人体ハンガー”かというと、形状が「人体に近い形」というのがその理由だ。衣服をかける部分が、ちょうど人間の肩のように、緩やかなカーブを描いている。これは衣服の型くずれを起こさないようにするためだ。
確かに、この部分がまっすぐだったり、角があるハンガーをよく見かけるが、こういうものにTシャツなどを吊しておくと、肩の部分に変なクセができたりするものだが、それが防げるのはうれしい。
しかし、なんといってもこの製品のウリは、衣服がずり落ちないことにある。表面に柔らかい樹脂がコーティングされており、これが衣服との摩擦を生んで、ズレを防ぐ。
実際に洋服を吊してみた。まず、日頃ずり落ちてイラついていたネルシャツを掛けてみる。比較用に木製のハンガーも合わせて試した。
両肩をしっかりとハンガーに掛けていれば、両者にそれほどの差はない。わざと、一方の肩の部分から、衣服をずらしてみると、木製のハンガーではあっという間にすべり落ちてしまったシャツが、人体ハンガーだともう一方の肩の部分を支え続けて、ずり落ちない。この状態で左右に多少振ってみても、シャツは落ちなかった。これならば、クローゼットのなかに放り込んでも、簡単に下に落ちてしまうこともないだろう。
ハンガー本来の使い方ではないが、ネクタイを掛けてみると、その差はさらに歴然とする。木製のハンガーでは、“ずり落ちない”どころかそもそも掛けること自体が難しいのに対し、人体ハンガーではすべり落ちずに、ハンガーに留まっている。
価格は1本あたり約200円と少々高めだが、“ずり落ちない”効果は確かに感じられた。我が家でも、クローゼットのハンガーをすべて置き換えてしまおうかと思っている。
2007/01/05 00:06
- ページの先頭へ-
|
|
|
|
|