やじうまミニレビュー
トンボ鉛筆「Pfit(ピーフィット)」
~巨大クリップで服やバッグに挟める小型ボールペン
by 小林 樹(2013/9/24 00:00)
普通のボールペンだと、バッグや服のポケットに入れた時に飛び出してしまったり、かさばることがある。
今回ご紹介するトンボ鉛筆「Pfit(ピーフィット)」は、長さ9cmのコンパクトなボールペンだ。何よりも“挟む”という機能にこだわり、ボディに大型のクリップを採用した点が特徴となっている。
メーカー | トンボ鉛筆 |
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製品名 | Pfit |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 265円 |
Pfitの本体サイズは90×18mm(長さ×最大径)で、一般的な黒色ボールペンの半分ほどの長さだ。本体重量は8gで、軽い。
ボールペンとしてはかなり短い部類に入るが、持ってみると、意外と握りやすい。ボディの太さが一般的なボールペンと同じくらいあるので、しっかりと持てる。
インクのタイプは油性だ。書き味は、いわゆる普通の油性ボールペンと変わらず、文字も安定して書ける。
芯先は尾端をノックすると現れ、クリップを開くと自動で引っ込む構造になっている。これにより、クリップをポケットなどに挟んでいる間は芯が露出せず、安全だ。動いている間にいつの間にかペン先が飛び出して、うっかりポケットをインクで汚してしまう……なんてことは防げる。
肝心のクリップはデカい。普通のボールペンのクリップに比べ、1.5倍近くある。端をつまむと大きく開き、自分の小指も挟めるほどのパワーだ。
PFitをあちこちに挟んでみた。襟、胸ポケット、ズボンのポケット、バッグの内ポケット……いずれもOK。
ばねがしっかりとしているので、ホールド力があり、一度挟むとずれない。
そして、これは良い! と思ったのは、クリップの当たる部分のボディにラバー加工が施されていること。これにより、服やカバンにクリップ跡が残らないように配慮されているのだ。おかげで、デリケートな素材の服も気にせず挟める。ボディ自体が軽いため、薄い布地に装着しても生地が伸びにくいのも良い。
ちなみにPfitのパッケージは、このクリップの大きさやホールド力がわかりやすいよう、クリップ部が外に露出している。こだわりを感じるデザインだ。
気になる点と言えば、これは一般的な油性ボールペンにも同じことが言えるが、書き出しのインクがダマになりやすいことだ。
また、クリップが大きいので、リングノートによっては挟めないことがある点も注意したい。
最後にPfitの良いところをまとめると、あちこちに挟みやすく、携帯しやすいこと、ボディが短い割に握りやすく、文字を書きやすいこと、どこかに挟んでいる間は芯が飛び出ない安全設計であることだ。
日々、ボールペンを携帯して動き回ることが多い方、白シャツに挟むボールペンをお探しの方、バッグにコンパクトなボールペンを常備したい方に、オススメだ。