やじうまミニレビュー
セーブ・インダストリー「7+5LED スーパーライト SV-3321」
■単一電池の懐中電灯だけじゃ不安――
セーブ・インダストリー「7+5LED スーパーライト SV-3321」 |
震災以後、防災グッズへの意識が高まった方も多いはずだ。筆者は駿河湾に面したエリアの出身だということもあって、比較的備えはしているほうだと思っているが、計画停電が話題になったころから気になり出したのが、懐中電灯と乾電池のストックだった。
自宅にある大きめの懐中電灯は2つとも、単一電池を使うもの。明るくてよいのだが、乾電池のストックや携帯性を考えたとき、サイズの違うライトも必要ではないかと思えた。
また、最悪の状態も想定して、ラジオ付きの手回し充電ライトも持っているが、これは手回しなだけに、食事の時など、長時間点灯したまま利用することはできない。本当に最後の手段というイメージである。
やはり手軽なのは、汎用性の高い単三乾電池を使用するライトだろう。とはいえ、ただ持って照らすだけでは物足りない。そこで、購入したのがセーブ・インダストリー「7+5LED スーパーライト」(以下、スーパーライト)である。
メーカー | セーブ・インダストリー |
製品名 | 7+5LED スーパーライト SV-3321 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,280円 |
■小型で軽いのに2通りの使い方ができる!
サイズは、全長約123mmで、ライト部分の直径は約63mm。見た目は大型の懐中電灯とそっくりだが、重さはわずか82g程度しかない。電池やストラップを含んだ全重量でも約123gである。正面にLEDを7つ使用したメインライトがあり、底面を開けるとさらにLEDを5つ使用したパネル部ライトが現れる。メインライトを下にして立てれば、このパネル部ライトがスタンドになるというわけだ。単三乾電池3本を使用するが、アルカリ乾電池なら約10時間連続使用できるという。
本体以外に、単三乾電池3本が付属 | 側面 | 正面のメインライト |
斜めからの形状 | 上部にはスイッチが1つ | 手のひらに乗るコンパクトなサイズ |
乾電池は底面のパネル部ライトの下にセットする | メインライトを点灯 | パネル部ライトを点灯 |
メインライトとパネル部ライト専用のスイッチはなく、1つのスイッチを押す順番によって、点灯順が変わる。1回押すごとに、メインライト点灯→メインライト消灯→パネル部ライト点灯→パネル部ライト消灯→メインライト点灯……という具合に切り替わるシンプルな仕組みだ。
プラスチック製のため、手にした瞬間の安っぽさは否めない。まるでおもちゃのような気すらする。パネル部ライトを収納しても、スイッチを押し続ければ、収納状態でも点灯してしまうので、オフにしていると思ってうっかり……というミスが発生しないとも言えない。しかし、LEDの明るさと、単三乾電池で2通りの照らし方ができるというのは魅力だ。軽いので、荷物の負担にならないし、広域を煌々と照らす必要がないときはこのスーパーライトでも十分だ。
我が家のメイン懐中電灯とサイズ比較。親子のようだ | 立てた状態でも照らせるというのはうれしい | パネル部ライトだけで、食事や読書が楽にできるレベルの明るさを確保できる |
これで我が家には、単一、単三、手回し充電という、サイズの違う3つのライトが用意できたわけだが、「いざとなっても、単一か単三乾電池のどちらかの電池が手に入ればなんとかなりそう」という安心感こそが、最大のメリットかもしれない。
2011年 6月 1日 00:00
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