記事検索
バックナンバー

やじうまミニレビュー

アルタ「タッチパネル対応手袋 Touch Gloves」

〜手袋アリでも難なく操作、スマホユーザーの冬の新スタイル
by 正藤 慶一


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


アルタ「タッチパネル対応手袋 Touch Gloves」

 このところとにかく寒い。12月は暖かい日が多かったものの、1月に入ってからは、東京でも最高気温が1ケタ台の日が多くなっている。出社や外出の際には、コートはもちろん、マフラーと手袋が欠かせない。

 しかし、これらの装備で外出すると、iPhoneやAndroidなどタッチパネル式のスマートフォンユーザーには、不便なことが発生する。それは、手袋をしているせいで操作できないことだ。

 スマートフォンのタッチパネルは、指から発する微弱な静電気を感知して反応する「静電容量方式」が中心。そのため、手袋をしたままだと、パネルが静電気を感知しないため、まったく操作ができない。寒空の中でいちいち手袋を取り外さなければいけなかった。

 しかし、そんな問題も、ある手袋を使えばすぐに解決する。今回紹介するアルタの「タッチパネル対応手袋 Touch Gloves」だ。ヨドバシカメラ新宿店の携帯電話パーツ売場で購入した。


メーカー アルタ
品名 タッチパネル対応手袋 Touch Gloves
購入価格 1,570円
購入店舗 ヨドバシカメラ新宿西口店
携帯電話グッズ売り場

 この手袋の特徴は、その名の通り、手に装着してもタッチパネルが操作できる点だ。タグの説明によれば「指先の特殊繊維により、手袋をしたまま操作可能」とのこと。確かに、手袋の親指・人差し指・中指の先端をよーく見ると、指先約1cmほどの繊維の色がほかと違う部分がある。この部分が、指の静電気を通す“特殊繊維”ということだ。

デザインパターンはいくつかあるが、今回は無地のものを選択 指の先端に特殊な繊維を採用しており、手袋をしたままでも静電容量方式のタッチパネルの操作ができる よく見ると、親指・人差し指・中指の先端だけ繊維が違っているのが分かる

 まずは一回操作をしてみよう。手に装着し、自前のiPhoneのタッチパネルをなぞる。ちなみにサイズはワンサイズのみのようだが、比較的大きめの私の手にもピッタリ入った。

 正直、最初は「指先がデカイから押しにくいんじゃないか」、「誤入力しちゃいそうだ」と不安だったが、意外にもミスが少ない。指先で操作しているのとほとんど同じ感覚で操作できてしまうのだ。メールの予測変換で出てきた小さなウインドウをタッチするのも、まったく苦にならなかった(これ、素手でも難しい)。もちろん、2本指で画像を拡大/縮小する「ピンチイン/アウト」や、スクロールする「フリック」なども問題なくできる。

手袋を装着して操作。何の問題もなく使える

文字の入力や、地図の拡大・縮小(ピンチイン/アウト)もカンタン。中指での操作もOKだ

特殊繊維を使用していない薬指と小指では、操作できない(動画は小指)

 iPhone以外にも、AndroidのスマートフォンやiPadでも操作ができた。また、通常は素手じゃないと反応してくれないエレベータのボタン、ノートパソコンのタッチパッドにも使えた。なお、銀行のATMや切符の券売機でも使えたが、これらは特殊繊維仕様ではない薬指と小指でも反応したので、フツーの手袋でも操作できるケースが多いだろう。

Androidケータイ(左)、iPadも使用できた 意外なところでは、エレベーターのスイッチ(写真)や、ノートパソコンのタッチパッドにも使えた
こちらは別のメーカーのタッチパネル対応手袋。中指に特殊繊維はないので、“中指使う派”の私には辛かった

 個人的に気に入ったのが、中指までタッチパネル対応になっている点。実は、これを買う以前にも、別のタッチパネル対応手袋を購入したのだが、それは特殊繊維部が親指と人差し指だけだった。私はピンチをする際には親指よりも中指を使うクセがあるので、Touch Glovesの中指対応は非常にうれしかった。薬指と小指は非対応だが、これは素手でもほとんど使っていないため、特に不都合はない。

 また、指先の特殊繊維部分があまり目立たないのも良い。他社の製品だと、これみよがしに指先に色が変わっているものを見かけるが、穿った見方かもしれないが“これタッチパネル用の手袋ですよ”という強いアピールを感じてしまう。その点本製品は、指先部が特殊繊維であることは、よほど近くで見ないと分からない。そのさりげなさが気に入った。

 もちろん、防寒具としても十分に機能する。厚手なので、冷たい風が吹いても、手はまったくかじかまない。今回は黒一色のシンプルなカラーを選んだが、これならスーツにも合うだろう。ちなみにほかのデザインは、手の甲に骨やバーコードのデザインが描かれたものなど、仕事ではもちろん、プライベートでも着用するシーンを選ぶようなものがある。個人的には、無難な黒無地のものをお勧めする。

入力は素手でやるのとほとんど一緒の感覚。小さなウインドウもタッチできる

 マイナス面を指摘すると、全体的に仕上がりが雑な点だ。使って2、3日もすれば、毛糸が飛び出したり、毛玉が発生したりなんてこともある。まあ、実売価格は1,500円と安めなので、このあたりは割り切る必要があるかもしれない。

 大昔から人類の手を寒さから守ってきた手袋が、指先の繊維を変えるだけでタッチパネルに対応してしまうというのは、何とも痛快な話だ。iPhoneにAndroidケータイなど、タッチパネル式の通信機器を持っている人は、手袋をしながらでも、寒空の下で悠々とタッチパネルを操作するという、最先端の冬のスタイルを味わっていただきたい。





2011年 1月 18日   00:00