家電製品ミニレビュー
スタパ齋藤がコードあり/コードレスでも使える掃除機を試す!
by スタパ齋藤(2015/4/22 07:00)
家電 Watch編集部から「貴様はコードレス式掃除機野郎だけどコード式掃除機も使っているそうなので、コードレス式でもコード式でも使える掃除機を試してみなはれ」っぽい連絡とともに、パナソニックの「ハイブリッド電源掃除機 MC-HS700G」が送られてきました。あら、これはオモシロげ。早速試用してみました。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ハイブリッド電源掃除機 MC-HS700G |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 52,256円 |
コレ、コード式でもコードレス式でも使える「ハイブリッド電源掃除機」です。シッカリと掃除したいときはコンセントにつないで使い、コードが届かない場所を掃除するときなどはコードレス式(充電式)で使えます。大容量のハイパワーリチウムイオン電池を採用し、コードレス時の運転時間は吸引力「強」で約15分、「自動」で約20分となっています。
上記のとおりバッテリーは単体で充電できます。また、掃除機本体にバッテリーをセットしていない状態でも、もちろんコード式掃除機として使えます。なお、バッテリーの重さは約1kgで、バッテリーを含んだ状態の本体重量は4.9kgになります。本体サイズは286×342×360mm(幅×奥行き×高さ)。
ちなみにこの掃除機の発売日は2013年10月20日。発売当時の店頭予想価格は10万8,000円前後でした。が、発売から時間が経っているからか、現在の実勢価格は5~6万円前後まで下がっています。
チョイ掃除にもシッカリ掃除にも便利
しばらく使ってみた印象としては、やはり「充電式掃除機としても使える」という点が非常にイイです。キャニスタータイプの掃除機の面倒のひとつとして、使用時にコードを引き出してコンセントに挿す手間があると思います。わずかな手間なんですが、面倒だと感じてしまい「掃除は……今はいいや」「また今度」みたいに掃除機がけを後回しにしてしまいがちです。が、この掃除機なら「すぐ掃除しちゃおう」という気になります。
コードレス掃除機として使ったときの吸引力ですが、動作音がさほど大きくないので、そーんなに強いという感じはしません。が、実際はゴミを十分しっかりと吸い込んでくれていて、なんだか静音性と吸引力のギャップに軽く驚ける感じ。コードレス掃除機として自動モードの場合、約20分使えるあたりも実用的だと感じられました。
ヘッドもイイ感じです。たとえばフローリングの場合、静電気により床面にホコリが吸着しがちです。この掃除機のヘッドは、ノズル内でマイナスイオンを発生させて静電気を抑え、強力に回転するブラシにより床に吸着していたホコリなどを引き剥がして吸引してしまいます。パナソニック製掃除機の得意技こと「ふき掃除」ができるんですな。こういう機能も含めて「コードレス掃除機として使ったときでも十分な吸引力がある」と感じられたのかもしれません。
なお、コード式掃除機として使った場合は、吸引力はより強くなります。シッカリ吸ってる感アリ、みたいな。本格的に掃除するときに頼りになる吸引力ですな。1台の掃除機で「手軽に使えるコードレス式」と「本格的に使えるコード式」とを使い分けられるのは、とても良いと思います。
個人的には、コードレスで使う場合、本体を持って掃除機がけしたいと思っていました。が、バッテリーを含んだ状態の本体重量は4.9kgで、持ち続けるにはちょっと重い感じ。やや残念です。
というわけで、コード式としてもコードレス式としても床を転がして使っています。転がり方はとても軽快で、ヘッドの自走の感じも軽快。さほど軽くはない掃除機だと思いますが、意外なほど軽快に掃除できるあたりは好印象です。
「さすが!!」と感じさせる作り込みと使い勝手
パナソニック製のキャニスタータイプの掃除機は何台か使いましたが、共通しているのが徹底した作り込みと使い勝手の良さです。どれも独自のもので、使っているとたびたび「さすがだなあ」と感じたりします。この掃除機にもそういった良さが多々ありますので、写真で見ていきましょう。
てな感じで、かな~り細部まで実用性を伴った作り込みがなされています。ボタンやレバーの位置なども「なるほど~だからこちら側にあるのか~」「このシクミだからワンアクションで脱着できるのか」というような、使ってみて「そうなのか!!」と思える作り込みが多いあたり、やはりサスガの老舗だと感じさせられます。
ともあれ、非常に完成度の高い掃除機ですので、吸引力や細部の使い勝手を、ぜひ店頭の実機で試してみてください。