家電製品ミニレビュー

ツインバード「フェイススチーマー SH-2785」

~1万円以下で買える単機能スチーマー
by 阿部 夏子
ツインバード「フェイススチーマー SH-2785」

 最近、美容家電が盛り上がっている。家電量販店はもちろん、テレビや雑誌でも大きく取り上げられるほどで、それに伴って製品の層も厚くなっている。このコーナーでも何度も取り上げている分野だが、気になるのが値段。製品の効能は申し分ない。確かに効果はある、ただし、1つの製品に2万円以上出せるか。となるとやはり躊躇してしまう人も多いのではないだろうか。

 今回取り上げるのは、これまでの「美容家電は高い」というイメージを覆す1万円以下で買えるツインバード「フェイススチーマー SH-2785」だ。


メーカーツインバード
製品名フェイススチーマー SH-2785
希望小売価格10,500円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格6,712円

製品正面。正方形に近い本体製品側面背面

 フェイススチーマー SH-2785は、機能はスチームの発生のみというシンプルな製品。高級機で多く搭載されている、時間制御によるプログラム機能などはない。本体はほぼ正方形のスッキリとした形で、サイズは165×180×175mm(幅×奥行き×高さ)。

 操作は電源のON/OFFのみで、ONにするとスチーム発生、OFFにすると運転が止まるといういたってシンプルな造りだ。たとえばパナソニックのスチーマーでは、スチームと共に独自の「ナノイーイオン」を発生させ、更なる水分保湿を謳っているが、ツインバードのフェイススチーマーではこのような機能もない。ただ、発生するスチームは通常の水蒸気よりサイズが小さく、肌に馴染みやすい「イオンスチーム」を採用している。

 使い方も、至ってシンプル。まずは付属のカップに水道水を入れて、それを本体の給水口に入れる。あとはスイッチを押すだけだ。

スチーム吹き出し口正面の底部付近には、吸水量を確認する小窓が設けられている電源スイッチは吹き出し口の横に設けられている
付属の給水カップ。注ぎやすいように先端が細くなっている給水口は本体側面にある給水口を開けたところ

 なにより、魅力的なのは、ほかのスチーマーの半額以下で買えてしまうその値段。肌のケアはしたいけど、そうそう高いモノも買えない……という女性にとって嬉しい製品だ。ただし、性能の方はどうなのかが気になるところ。安くても良くなかったら意味がないからだ。というわけで、実際どうなのか。さっそく使ってみよう。

キメの細かいスチームで顔からデコルテまでしっかりカバー

使用時は本体上のフタを開けて使う

 使うまでの準備をして、電源を入れると約1分後からスチームが発生する。スチームは温かい温スチームで、吹き出し口付近は100℃もの高温になる。使うときはノズルと施術部分の距離を充分にとるようにしたい。ちなみに説明書では25cm以上と指示がある。

 スチームは、最初の2分ほどはやや発生にややムラがある。詳しくは動画でご確認いただきたいがスチームが出て、しばらく休んでまたスチームが出るというようなイメージ。といっても、4分ほど経過すると、安定した運転に切り替わり、断続的にスチームが出るようになる。


運転直後の噴出の様子。量にムラがあり、時間も掛かっている運転開始してから5分ほど経ったときの運転状態。スチームの状態が安定して常に一定の量が出るようになった

 スチームそのものについては、高級機種との差はほとんど感じなかった。スチームは水滴にならないほど細かく、肌に浸透していくのもしっかり実感できる。ノズルは上下方向に調節可能なので、首や胸あたりのデコルテから顔の中心までしっかりとカバーできる。

スチームが噴出する吹き出し口ノズルは手で動かして向きを調節できる。一番下に設定したところ顔を中心に施術したい時はノズルを上に設定する


鏡付きでマッサージやクレンジングに便利

 スチームを使った美容家電がほかの美容製品と異なるのは「気持ち良い」ということ。使ったことによる効果や満足感とは別に、使っている時から気持ちいいと感じる製品はあまりないように思う。粒子の小さいスチームがしっかり肌に浸透していくのが実感でき、使用後は確実に肌がモチモチとした感触になる。

 また、テレビを見ながら、雑誌を見ながらなど「ながら施術」が可能なのも嬉しい。もう一つ、この製品ならではの特徴が本体のフタ裏に設置された鏡だ。鏡は拡大鏡になっているため、毛穴までばっちりと見えてしまう。鏡があるというのは実はかなり便利。

 鏡があることで、フェイスラインのマッサージをしながら、クレンジングしながらなど「ながら施術」の幅がグンと広がるのだ。個人的なオススメはパックしながらの施術。パックの美容成分がスチームと一緒に肌に浸透して、もちもち感がグンとアップする。

鏡で確認しながら施術できるテレビを見ながら施術できるのも嬉しいところスチームはかなりパワフルだ
 この製品では時間によるプログラム制御などの機能は搭載されていない。本体は15分間の連続運転後、自動的に運転が停止する。私の場合は、特に時間を測ることをせず、15分間フルに施術することが多い。

 効果はすぐに実感できる。使った日の翌朝は肌がしっとりとして、キメが整っている感じ。月並みだが化粧ノリが断然良くなる。湿気の多い今の季節でも、冷房や家の環境によって肌はすぐに乾燥してしまう。更に、これからの季節は紫外線による乾燥も加わるので、スチーマーを効果的に使用して夏に備えたい。

 使用後は、本体が熱くなっているため10分ほど放置して、その後に本体に残っている水を捨てる。排水はボタン一つで簡単に行なえる。本体はコンパクトで、持ち手も付いているため移動が楽なのも嬉しい。

本体側面に設けられている排水口。使用後すぐは本体が熱くなっているため、10分ほど放置してから中に残った水を捨てる排水口にはカバーが付いている本体上部には取っ手が付いているので持ち運びは楽に行なえる

 使用上の注意としては、まず使用後すぐに肌を保湿すること。化粧水や、乳液、美容液など手持ちの化粧品でしっかりケアをしないと、せっかく浸透した水分もすぐに蒸発してしまうという。

 また、使いすぎにも要注意。特に使い始めは肌が慣れていないので週に2~3回の使用、慣れてきたら1日1回に切替えて使うようにしたい。スチーマーは割とすぐに効果が実感できるので、嬉しくなってついつい毎日でも! と張り切ってしまうが、肌がその状態に慣れすぎると、必要以上に敏感になってしまうので気をつけたい。


単機能でも効果はしっかりで、魅力充分


 最後に、高級機との効果の違いについて。そもそも、価格帯が全く違う製品のため、比べるのは無理があるが、潤いをキーワードに独自の「ナノイーイオン」を搭載しているパナソニックの製品と比べると、確かに潤いの感じが違う。ナノイーイオンでは、施術中に感じるもちもち感がかなり長時間キープされる。一度施術すると、寝る前に肌を触ってもまだモチモチとしている感じだ。

 逆に、フェイススチーマーでは割とすぐにそのモチモチ感が薄れてくる。とはいえ、美容液や化粧水と併用することで、潤いは充分キープできるし、効果もしっかり実感できる。単機能でも、充分魅力のある製品だ。

 気温が高くなってくるこれからの季節、スチーマーは敬遠しがちになってしまう製品だが、おすすめはクレンジングとの併用。ウォータープルーフや日焼け止めなど普通のクレンジングでは残りやすい夏の化粧品も、スチーマーとの併用で毛穴の中からスッキリと落としてくれる。スチーマーってどうなの? でも高いしな……迷っていた人には是非お勧めしたい製品。一度使っただけもでしっかり効果を実感できる優れた製品だ。





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2009年6月9日 00:00