家電製品ミニレビュー
ワンプッシュで掃除機に変身! たまご型のコンパクトクリーナー
by 藤山 哲人(2015/10/7 07:00)
ダイニングテーブルで作業をした後、料理をした後のキッチンなどのちょっとした汚れはどうしているだろう?
多くの場合は手で細々としたゴミを集めたり、布きんなどで拭き掃除をするが、いちいち席を立たねばならず意外と面倒なもの。
そんなときにオススメしたいのが、卓上に置いても可愛く、コンパクトに収納でき、それが掃除機であることすら分からないデザインのツカモトエイムの「コンパクトクリーナー AIM-HC03」だ。
メーカー名 | ツカモトエイム |
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製品名 | コンパクトクリーナー AIM-HC03 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,716円 |
たまご型からワンプッシュでクリーナーに変形
とにかく「らしからぬ」デザインの掃除機。昔喫茶店にあった100円を入れると占いが出てくるアレにソックリなのだ。現代風のものにたとえるなら、1杯分のコーヒーミルという感じだ。
普段は写真のように充電器兼台に立てかけておく。たまご型だが安定し、縦置きなので狭いダイニングテーブルでも場所を取らない。いざ使うときは、たまごを取り出し、ボタンをワンプッシュ。
するとクリーナーのノズルが飛び出し、反対側には取っ手が飛び出してくる。この状態の取っ手は完全にロックされていないので、カチッ! と言うまで引き出してやれば、掃除機に変形する。
取っ手を握り、自然に親指が行く場所が電源スイッチだ。スイッチは押しボタン式になっていて、押している間だけ吸引してくれるタイプ。バッテリ駆動なので、ムダに電池を消費しなく済む。欲を言えば強くボタンを押し込むとロック、もう一度押し込むとOFFになるような機能もほしいところだ。
吸引力はキャニスターやスティックタイプほどではないが、食べかすなどは余裕で吸い込める。オヤツを食べたあと、タマネギやにんにくの皮むきをしたあと、フライのパン粉をつけたあとなどは、布きんで掃除するよりこの掃除機を使ったほうが簡単でゴミ捨ても楽だ。
また手芸や工作をしたあとのゴミ、勉強したあとの消しゴムのカスなどの掃除には、かなり重宝するだろう。
フィルターは2重構造になっていて、大きなゴミはメッシュ状のフィルターで、微粒子は内側の不織紙のフィルターで濾し取る。そのため小麦粉など粉っぽいものを大量に吸い込むと、目詰まりしやすくなるので注意した方がいい。
掃除が終わったら、取っ手のロックを押し、折り畳んで収納。またノズルは開く時のボタンを押しながら、ノズルを押し込むだけでいい。
ゴミ捨てもお手入れも簡単
透明なダストカップは、脇にある2つのロックスイッチを押すと取り外せる。取り外したダストカップには、フィルターが付いた状態なので、取り外した瞬間ゴミをまき散らかすこともなくて安心だ。
あとはゴミ箱まで運び、フィルターを取り外せばポン! とゴミ捨てOK。再びフィルターをして掃除機本体にカチ! っとダストカップをはめ込めばOK。
吸引力が落ちてきたら、フィルターの目詰まりを掃除する。外側の粗い目のフィルターは軽く払ってやればいい。内側の不織紙でできた目の細かいフィルターは、水洗いして陰干しすれば再び元の吸引力に戻る。
なお充電時間は、電池が空の状態からだと最長16時間かかるが、普段使いの範囲なら数時間で終わるだろう。フル充電したときの連続運転時間は、およそ15分。ちょいがけには十分な時間だ。
なお内蔵の充電電池はニッケル水素電池が使われている。繰り返し利用(充電)回数はおよそ500回だが、実用上はその1.5倍ぐらいは使えるだろう。なお有償になるが、内蔵電池の交換もできるという。
ドライブスルーで買ったハンバーガーを食べたり、子どもが車内でおやつを食べた後にも便利に使えるが、充電は家庭用のコンセントからだけとなっている。車での充電はできない点に注意してほしい。