家電製品ミニレビュー
面倒な雑巾がけが立ったままできる! コードレス回転モップクリーナーが便利
by 石井 和美(2015/10/6 07:00)
家事の中でも重労働なのが拭き掃除だ。小さな子供がいると、食べこぼしがあったり、靴下に砂をつけて家に上がったり、床がとても汚れるので拭き掃除は欠かせない。しかし、床に這いつくばっての掃除は、腰に負担がかかるので本当に憂鬱だ。
そこで、拭き掃除が簡単にできるという「コードレス回転モップクリーナー」を試してみることにした。自動で回転するモップが汚れを拭き取り、立ったまま掃除ができる。
メーカー名 | シー・シー・ピー |
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製品名 | コードレス回転モップクリーナー |
型番 | ZA-MA8 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,581円 |
コードレス回転モップクリーナーは、スティック型のモップクリーナー。2つの円形モップが、1分間に約80回転して汚れを拭き取る。本体サイズは、310×150×1,200mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.2kgと軽い。本体カラーはブラウンとピンクの2色があり、ピンクを選んだ。
充電式となっており、電池は7.4Vリチウムイオンバッテリーを採用。充電時間は約5時間、連続使用時間は約60分となっている。
モップは、特殊繊維"キャッチモップ"を採用し、2種類の繊維を組み合わせたダブル繊維構造となっている。フローリングの目地に詰まった汚れやベタつき、こびりついた汚れを絡めとるため、毛足は比較的長い。
力を入れなくてもOK! 軽い使い心地
本体裏面に面ファスナーがあり、そこにモップパッドをペタッと手でしっかり貼り付けて使用する。円形のモップは2枚付属している。
電源はONとOFFの2通りで、回転速度は調整できない。電源をONにすると、モップがクルクルと回転する。モップの回転力で操作をアシストするため、本体の重さを感じず軽い使い心地だ。特に乾いた状態では、スルスルと宙に浮いたように感じるほど軽く、力を入れずにすんだ。
主に水拭きをするために購入したので、モップを濡らして水拭きばかりしていた。から拭きに比べて若干重く感じたが、モップパッドは回転しながら進み、こびりついた食べこぼしの跡もきれいに拭き取ってくれた。水を含ませるだけで掃除ができるため、子どもやペットのいる家庭でも安心して使用できる。
面ファスナーは強力で、掃除中にモップパッドが剥がれることは一度もなかった。立ったまま掃除ができるのは便利だし、グイグイと押さなくても軽く持っているだけで汚れが落ちるのは嬉しい。
ただ、回転しながら進むのでスピードは遅め。たとえば一度に全部屋掃除するのは時間がかかるのでおすすめできない。我が家では、今日はリビングとキッチン、明日は子供部屋といった具合に、部屋を分けて順番で使うようにしている。
一つ気になったのは、モップが円形のため、部屋の角の汚れは取り切れなかったこと。数回に一度、そこだけウェットシートで拭き取っている。
窓ふきがすぐに終わって感激!
スティック部分は伸縮するため、短くすれば窓掃除にもぴったりだ。短くする場合は、グリップロッドの突起部を押して取り外して使用する。長さは3段階となっており、用途に応じて調整できる。
実際に窓拭きをしてみたところ、スルスルと回転するモップが泥汚れなども落とし、あっという間にピカピカになったので驚いてしまった。洗剤を使わなくてもモップが汚れをしっかりキャッチして二度拭きする必要もない。何より嬉しいのは、水がタレないこと。室内側の窓拭きも、短時間で面倒なく終わらせられる。
また、高い窓でも台などに乗る必要はなく、上のほうまで届く。掃き出し窓の片面は1分もかからず終わった。寒い年末の大掃除では、窓拭きを短時間で終わらせたいものだが、これがあれば早く終わらせられるだろう。
モップパッドの後始末もラク
モップパッドはぞうきんより小さく、軽く水を絞るだけでしっかり水が切れるので、"絞る"というツライ作業が簡単だ。2枚洗って絞っても、手が疲れることはなかった。
表面の汚れは、シリコン状のやわらかいタワシがあれば、あっという間にきれいになる。モップパッドの洗浄も苦にならなかったので、サッと洗って清潔な状態で使い続けることができそそうだ。
いつでもサラッとして床で素足が気持ちいい
コードレスで取り回しがラクにでき、簡単に拭き掃除ができる。週に数回、コードレス回転モップクリーナーで掃除をしておけば、床がサラサラで、素足で過ごしても気持ちいい。
特に小さな子供がいるご家庭では、食べこぼしなども多く、床の衛生面が気になるところだが、これがあれば清潔な状態を維持できそうだ。
値段が手頃なこともあって、部分的に見ると安っぽいところもあるが、電池の持ちもよく、機能は満足している。大掃除用にワックス用のモップパッドもぜひ発売してほしいところだ。