家電製品ミニレビュー

20分でふとんがふかふかに! マット不要のプラズマクラスター乾燥機

プラズマクラスター乾燥機「DI-DD1S」

 今回紹介するのは、シャープのプラズマクラスター乾燥機「DI-DD1S」だ。シャープ独自の「高濃度プラズマクラスターイオン」を搭載し、イオンと温風を同時に放出する乾燥機で、布団のダニ対策ができるほか、衣類や靴の脱臭・乾燥もできる。

 従来モデルと大きく違うのは、「ワイド送風アタッチメント」を付属し、乾燥マットを使わない「お手軽乾燥」を搭載している点。実は、布団乾燥機を使うのは今回がはじめてだったが、これなら使い続けたいと思える魅力的な製品だ。

メーカー名 シャープ
製品名 プラズマクラスター乾燥機 DI-DD1S
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 18,080円

 本体サイズは、141×328×321mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.6kg。そこまで大きくなく、部屋に置いても存在があまり気にならないサイズだ。乾燥する際に使うホースは、本体に付いており伸ばすだけでそのまま使用できる。

 操作は本体上部のパネルで行なう。操作パネルは、「脱臭・乾燥」と「室内・スポット」の、2つのゾーンに分かれている。

 「脱臭・乾燥」は、20分〜240分の5段階のタイマー式。ふとんを軽く温めるときは20分、ダニ対策には120分、衣類の乾燥には240分など、目安になるボタンが付いている。「室内・スポット」は、スイッチを入れると動き続けるが、12時間連続で使用すると自動で停止する。部屋の一部を温めたり、くつの脱臭・乾燥に使用する。

 付属品は、ふとんを手軽に乾燥できる「ワイド送風アタッチメント」、くつを乾燥・脱臭するときに使用する「くつ乾燥アタッチメント」、布団全体をしっかり乾かしダニ対策に使う「乾燥マット」の3つ。いずれも本体に収納できるので、場所をとらずに使用できる。

本体
側面。上部に取っ手が付いている。右下部にはフィルター(吸込口)を備える
操作パネル。「脱臭・乾燥」と「室内・スポット」ゾーンがある
付属品。左から乾燥マット、くつ乾燥アタッチメント、ワイド送風アタッチメント
全て本体に収納できる

「お手軽乾燥」で、毎日ふかふかの布団に!

ワイド送風アタッチメント

 まずは、ワイド送風アタッチメントを使って「お手軽乾燥」。ホースにアタッチメントを取り付けて、ベッドの中央に置き、掛け布団をかぶせた。

 一番時間の短い「あたため(20分)」で、シングルサイズのベッドを乾燥させた。時間になるとピッと音が鳴って知らせてくれる。ベッドに入ってみると、中はほかほかで肩から足までしっかり温かい。ベッドの中央にホースを置いていたので、足腰は特に温かく気持ち良かった。羽毛のかけ布団もふかふかになっていて、思わず「ふぉぉ……」と声を出しながらふとんに包まってしまうほどだ。

 冬場は60分コースが推奨されているが、今の時期は少し熱いくらいだった。いずれにせよ、布団が温かいと気持ち良いのは確か。いつもより寝入りがよく、ぐっすり眠ることができた。

ワイド送風アタッチメントをホースに取り付けてベッドの中央部に置く
マットレスが厚く、床から60cmほど高さがあるが、ホースはきちんと届いた
掛け布団をかぶせる
20分温めてみる
ふかふかのほかほかに!

ダニ対策はマットを使ったしっかり乾燥

 乾燥マットを使用してのふとん乾燥も試した。マットを広げてみると、シングルサイズでは余るくらいだったので、セミダブルやダブルベッドでも無理なく使用できるだろう。ホースをマットの送風口に差し込み、掛け布団をかぶせて、120分のコースでダニ対策をした。途中で掛け布団をめくってみると、マットが膨らんでいてしっかり送風されているのがわかった。

 乾燥が終了したら、ダニの死がいや糞などはまだ布団に残っているので、掃除機をかけてしっかり吸い取る。ダニ対策が完了した布団に入ってみると、外に干したときよりもさっぱりしていて気持ち良く感じられた。

 しかし、乾燥マットを使った布団の乾燥・ダニ対策はやはり時間と手間がかかる。ワイド送風アタッチメントでも布団は十分に温められたので、平日は就寝前に「お手軽乾燥」で布団を温めて熟睡、休日は乾燥マットでしっかりダニ対策。この使い方が個人的には一番良かった。

乾燥マットを使って全体を乾燥。シングルサイズではマットが余った
マットの送風口にホースを差し込む
面ファスナーを閉じて掛け布団をかぶせる。スイッチを入れると乾燥マットが膨らんだ。乾燥が終了したら、掃除機をかけてダニの死がいや糞を吸い取る

ブーツも脱臭できて消臭スプレーの利用頻度を減らせた

秋・冬になると玄関の一部がブーツだらけに

 布団の乾燥以外に便利だったのは、靴の乾燥・脱臭機能だ。ホースに「くつ乾燥アタッチメント」を付けることで、布の靴や革のブーツなども乾燥・脱臭できるという。

 我が家は姉妹3人で暮らしているため、秋〜冬は玄関がブーツだらけになる。ブーツは蒸れやすいので、雑菌が繁殖しやすくニオイが付きやすい。履く前と履いた後には、必ず除菌・消臭スプレーを掛けているが、女3人で使用しているとあっという間になくなってしまうので、ブーツの脱臭効果に期待して使用してみた。

 革、もしくは合皮の靴を乾燥・脱臭させるときは、「イオン送風」ボタンを押して、風量を「強」に合わせる。ホースにくつ乾燥アタッチメントを付けて、送風口をブーツに差し込んだ。

 アタッチメントが短かったため、壁などで支えないとブーツを立たせて差し込めなかった。ブーツ用の長めのアタッチメントがあっても良さそうだ。スニーカーや、普段使いのヒールの低い靴などでも試してみたが、こちらは底が浅いのでアタッチメントを差し込みやすかった。

 1時間ほど使用してみたところ、帰宅してすぐのブーツはもわっとしたこもるニオイがあったが、スッキリなくなっていた。今では、帰宅後すぐに履いていた靴を1時間乾燥・脱臭させるのが日課だ。おかげで消臭スプレーの使用頻度も減り、たまに出かける前に使う程度になった。

くつ乾燥アタッチメントをホースに付ける
差込口は短いため、ブーツが立たなかった
壁などで支えて使用する必要がある
スニーカーはすっぽりおさまった
普段使いのヒールの低い靴も送風しやすかった

衣類の乾燥や空気清浄機にも、オールマイティに使える!

 DI-DD1Sはほかにも、衣類の乾燥や約6畳までの部屋なら空気清浄機としても使用できる。

 衣類は、ワイド送風アタッチメントを付けて乾燥してみた。アタッチメントを縦方向にすると風を上下に、横にすると左右に風が吹く。幅広い範囲には送風できないので、服をちょっと温めたいときに使用するのが良いだろう。実際、朝シャツが冷たくて着るのが億劫なときに、さっと温めて使用するのが良かった。

 空気清浄機として使うのも、個人的にお気に入りだ。私の部屋は5畳ほどで狭く、あまり物を置きたくない。しかし、DI-DD1Sなら乾燥機としての使用がメインなので、兼用だと考えたら部屋に置いても気にならなかった。

 空気清浄効果も不満はなく、朝起きたときに「イオン送風」スイッチを入れ、数十分経つ頃にはこもった空気がすっかりきれいになっていた。風が送られたことで部屋は少し冷えていたが、窓を開けて換気するよりは寒くなかった。なお、フィルターは水洗いできるので手入れも簡単だ。

衣類の乾燥は少ない量ならできる
ホースは伸ばすと重みで垂れてしまうので、低い位置で使用した方がいい
約5畳の部屋なら空気清浄機としても使えた
取っ手が片側にしかないので持ち運びづらい

 多機能でかなり便利なDI-DD1Sだが、唯一マイナスだったポイントは取っ手が側面の片側にしか付いていない点だ。家中あらゆる場所で使える製品なのだが、正直持ち運びがしづらい。質量は3.6kgで片手で持てるが、できれば両側に付いていてほしかった。

 しかし、そういった面を含めても、DI-DD1Sは1台で何役も務めてくれるので重宝した製品だ。特にふかふかの布団はかなり気持ち良く、毎日手軽に味わえるのはありがたい。さらに寒くなるこれからの季節に、ぜひ導入してみてはいかがだろうか。

(西村 夢音)