家電製品ミニレビュー
痛すぎるのに気持ちいい!! 5,000円台で買える全身マッサージャー
by 西村 夢音(2014/9/1 07:00)
とにかく全身の筋肉が凝っている。できれば毎日マッサージに行きたいぐらいだが、時間的にも金銭的にもそんな余裕はない。毎日少しずつ疲れが溜まっていってるのがわかり、首肩の凝りがひどいと頭も痛くなってくるほどだ。
疲れが溜まった状態を改善したいと思い、全身に使えて手の届きやすい価格のマッサージ器を探していた。そんなときに出会ったのが、アルインコの「腰マッサージャー もみたいむPro」だ。
製品名には腰マッサージャーとあるが、説明書には首や足にも使えると書いてある。全身に使えて、置き場所に困らない、値段も5,000円台なのでこれは買うしかないと思い購入してみた。
メーカー名 | ALINCO(アルインコ) |
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製品名 | 腰マッサージャー もみたいむPro MCR8313N |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,145円 |
大小4つのもみ玉が回転して凝りをほぐすマッサージャー。操作は簡単で、マッサージしたい部位にもみ玉を当てて電源を入れるだけだ。強弱を調整する機能はないが、本体左右のハンドルを引っ張ったり、握り具合で強さを変える。
コントロールパネルがハンドル部に付いており、「電源・もみ・振動・ヒーター」のボタンがある。
もみボタンを押すと、もみ玉の回転速度を遅い/速いに切り替えられる。
ヒーターは、もみ玉を人肌まで温かくする機能。
振動は、本体自体がぶるぶると震え、血行を促進させてマッサージ効果をアシストするという。
痛い! けど気持ちいい!?
まずは、腰に使ってみた。本体を腰に回してみるととてもフィットし、その感覚だけでも気持ちよさを感じた。本体の中心部を持ったときは重さを感じたのだが、実際に腰に回してみると重さは感じず、むしろ軽いくらいだった。
電源を入れてはじめに感じたのは、正直気持ちよさよりも、痛さだった。痛い!! なんだこれは!! いや、でもツボに入ってるぞ!!! と急スピードで色んな感覚が襲ってくる。はじめこそ痛さを感じたが、次第に気持ちよくなり、もみ玉がぐりぐりとツボに当たると「うぉ~そこそこ!」と、お決まりの言葉が思わず口から出てきてしまった。
気持ちよくなってからも痛さを感じることはあるが、そのときは自分でもみ玉の当たる位置を調節すれば気にせずに使える。説明書には、「痛い場合は無理に使用しないこと」と書いてあるので、ただ痛いだけの場合は使用をやめた方がいいだろう。
“痛すぎるのに気持ち良い”、なぜこんな感覚になるのか、じっくり本体を観察してみた。すると、もみ玉が少し尖っていることがわかった。触ってみてもやはり尖っている。ツボにしっかり入るのは、尖ったもみ玉のおかげだったのだ。
姉にも使用してもらったところ、痛かったようで「マッサージ慣れしている人なら良いかもしれない」と言っていた。
首・肩も痛気持ちよすぎる
もみ玉の秘密に気付き、今度は首・肩に使用した。しっかりツボに入り、ゴリゴリと音が聞こえてきそうなほどだ。
本体を首に回しても軽かったので、首の付け根から肩甲骨まで、幅広い範囲に当てられた。さまざまな箇所の凝りをほぐしてくれて、使用後はかなりスッキリする。
もみの速度は「遅い/速い」で切り替えられるが、基本的に「遅い」を使用した。
ヒーター機能も使ってみたが、もみ玉が温まるのに少し時間がかかり、使っているうちに痛くなってきてしまった。実際に温まっても、そこまで温かく感じなかったので使うことはなかった。
振動機能は、ボタンを押すと本体がぶるぶると震えた。もみと合わせても使え、振動マッサージだけもできる。弱い刺激がほしいときに、振動マッサージだけで使用するのもおすすめの使い方だ。
寝る前の足マッサージで1日の疲れを解消!
腰・首・肩にはかなり満足したが、一番使ったのは足へのマッサージだ。長時間仕事で座り続けていると、夜にはむくみがひどくなる。
夜、寝る前にもみたいむProをベッドに置いて、足裏、ふくらはぎ、膝裏をマッサージ。サイズもコンパクトなので、気軽にベッドに置くことができた。10分使うだけでも足のだるさが解消されるので、今では寝る前の日課になっている。
もみたいむProを使い始めてから、体が軽くなった。少しでも体がだるいと感じたら、さっとその部位に使用できるので、1日の疲れをその日のうちに解消できる。
15分連続して使用すると自動で止まる仕組みだが、次第に痛くなってくるので、まだ15分使い続けたことはない。しかし、5分ちょっとマッサージするだけでも、体はかなりスッキリする。
好みは分かれると思うが、強めのマッサージが好きな人にはおすすめしたい一品だ