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掃除中のカロリーをスマホで確認できるサイクロン式掃除機「風神」
(2014/5/26 14:17)
嫌いな家事を楽しくできるように
三菱電機は、掃除中のカロリーをスマホで確認できるサイクロン式掃除機「風神 TC-ZXD30P」を6月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、80,000円前後(税抜)。
フィルターに頼らない本格サイクロンを搭載した掃除機の新モデル。ゴミの分離を行なう分離室とゴミをためる集じん部を別にした独自の「風神サイクロン・テクノロジー」で排気のニオイを抑えながら、吸引力を99%以上持続できる点が特徴。0.3μm以上の微細なゴミを99.999%まで捕集し、きれいな排気を実現する。
新モデルでは、本体機構は従来のまま、掃除の楽しさや使い勝手を追求した。
まず、掃除の楽しさについては掃除機をかけた時の消費カロリーや運動量をスマートフォンで確認できる「カロナビ」機能を新たに搭載。対応スマートフォンはAndroid 4.0以上で、利用には専用アプリのダウンロードと登録が必要になる。
三菱電機ホーム機器 家電製品技術部 次長 岩原明弘氏は、今回の機能を搭載した目的として「掃除機がけは家事の中でもやりたくない家事トップにランクインされる。なんとか掃除機が楽しくできないか、色々考えた」と話す。
腰をかがめずに掃除できる「フィジ軽グリップ」
使い勝手の面では、人間工学に基づいて作った握りやすく、使いやすいグリップ「フィジ軽グリップ」を新たに採用。楽な姿勢で掃除するために考えられたもので、グリップ角度が45度で、パイプの延長線上にグリップを設けることで、前かがみにならず、腰を伸ばした状態で掃除できるという。
ブラシの構造も変更した。従来同社のヘッドブラシは中央に1つだけ吸込口を設けていたため、左右のゴミが吸い込みにくいという弱点があったが、今回新たに採用した「Wクリーン自走式パワーブラシ」では、吸込口を2つに変更し、全面のゴミを吸引できるようになった。また、従来より搭載している、ブラシに絡んだ毛を簡単に除去できる「毛がらみ除去機能」も進化。ブラシの取り出し口にカッターを設けたことで、力を使わずに毛を除去できるようになった。
省エネ面では、手元グリップに搭載した3軸加速度センサーで、掃除動作を検知、自動で運転を制御する「スマートSTOP」機能を備える。掃除動作が速い時はハイパワーで、掃除動作が遅いときは少しパワーを抑えて掃除することで、節電につながるとしている。
本体サイズは216×357×283mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.7kg。消費電力は850W。集じん容量は0.9L。本体カラーはシャインホワイトとルージュレッドの2色。
下位機種として「Wクリーン自走式パワーブラシ」などを省略した「TC-ZXD20P」も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は60,000円前後(税抜)。本体カラーはシャインバイオレット。
軽量タイプ「Be-K(ビケイ)」はサイクロン式と紙パック式を用意
軽量タイプの「Be-K(ビケイ)」では、サイクロン式の「TC-EXD10P」と、紙パック式の「TC-FXD10P」の2機種を6月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はサイクロン式「TC-EXD10P」が45,000円前後、紙パック式「TC-FXD10P」が40,000円前後(いずれも税抜)。
両機種とも本体重量が2.4kgの軽量タイプの掃除機。紙パック式掃除機としては、業界最軽量にあたる。新モデルでは、床ブラシに2つの吸込口を採用した「Wクリーン自走式パワーブラシ」、ブラシに絡んだ毛を簡単に除去できる「毛がらみ除去機能」を新たに採用する。
また運転を中断すると自動でパワーダウン、再開すると自動でパワーアップする「スマートSTOP」機能も備える。