走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!

日本に再上陸したルルレモンのスポーツショーツはランニング以外にも使える!

実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド!

 アメリカで急速にシェアを伸ばしてきたスポーツウェアが存在する。それが、カナダはバンクーバー発祥のルルレモン。女性の間ではヨガ&ランニング、男性の間ではラン&トレーニングで着用率が高く、着用者がスタイリッシュな人が多いことでも知られている。

 そんなルルレモンが日本にも再上陸。徐々にファンが増えつつあるが、数年前より同ブランドのファンである筆者が最新モデルをトライ。その着用感をレポートする。

ルルレモン「R.A.D.ショーツ」
メーカー名lululemon(ルルレモン)
製品名R.A.D.ショーツ
購入場所ワシントン州シアトル パシフィックプレイス
購入価格$68+税

 ルルレモンは、ヨガ、ランニング、トレーニングを始めとした汎用性に優れたスポーツウェアを展開するブランドであり、日本には2000年代に一度進出し、撤退しているが、今春展開を再開している。

 今回紹介するR.A.D.ショーツは、汎用性に優れたスポーツショーツ。R.A.D.とはRun All Dayの略であり、一日中着用していられるということを意味している。そのネーミング通りこのアイテムは、吸乾速乾性能に優れたファブリックを使用しており、ランニングはもちろんのこと、テニス、ヨガ、カジュアルシーンと実際にあらゆるシーンにマッチ。

ウエストのドローコードは背部の中心で露出しており、本来の使い方ではないが、この部分に脱いだトップスを保持することも可能だ

 サイドポケットはストリートだけでなく、テニスシーンでも対応してくれた。このサイドポケットはいくつかのボールを収納可能で、ポケットの角度はボールの出し入れもイージー。

 さらにサイド及びヒップのジッパー付ポケットは、iPhone6sなども収容可能で、スマートフォンのランニングアプリを起動させて走るのにも便利だ。

右サイドと右背部にはジッパー付ポケットを装備。iPhone6sの大きさならすっぽり収納可能だ

 収容能力に優れたサイドポケットは、スポーツ時以外のオフシーンに活用するのにもピッタリ。特に筆者がシアトルのパシフィックプレイスという高級ショッピングモールで購入したlinen texture white rugged blueと名付けられたカラーリングはカジュアルテイスト満載。ランニング、ストリート、テニスといったシーンはもちろんのこと、普段履き用としても大活躍。購入時の$68という価格は「ちょっぴり高いかな!?」と思ったものの、実際に使ってみて、その汎用性の高さを知った今では、高いどころか安いと感じた。

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。