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ソニーの着るクーラー、暑さと汗に困った私にも使いやすい理由

「REON POCKET 6」は何ができるのか、いろいろなシーンで使ってみました

今年も暑さに悩まされる季節がやってきました。気象庁によると、今年の夏も全国的に平年より気温が高くなる見込みとのこと。この夏も、さまざまな暑さ対策が欠かせません。

この暑さで私が一番困っているのは汗です。太陽が照りつける中せっせと駅まで歩き、冷房のきいた電車に乗ってほっと一息ついた瞬間、今度は汗がどっと噴き出てきます。慌てて汗を拭き、ようやく落ち着いたころには、今度は冷房で汗が冷えて寒くなる……。電車を降りるころには化粧もすっかり落ち、もう一日の仕事を終えたような気分になることも。

そんな夏の「温度差ストレス」を少しでも楽にできたらと思って使い始めたのが、ソニーサーモテクノロジーの「REON POCKET(レオンポケット)」です。

「着るクーラー」として注目されているシリーズですが、これまではどちらかというと男性向けガジェットという印象を持っていました。しかし最新モデル「REON POCKET 6」は、軽量かつコンパクトになり女性でも使いやすくなったとのこと。そこで今回は、暑い日にも外に出ることになる、実際の通勤で試してみました。

そもそもレオンポケットって何がすごいの?

本体にネックバンドがついているので、そのまま首にかけるだけで使えます

レオンポケットは、首の後ろを直接冷やしたり温めたりできる「ウェアラブルサーモデバイス」です。冷却に使われているのは、ペルチェ素子と呼ばれる半導体の一種。電流を流すと一方の面が瞬時に冷え、もう一方の面に熱が集まるという性質を利用しています。ハンディファンなどで冷却プレートを搭載した製品が増えていますが、基本的な仕組みは同じです。

ただし、このペルチェ式は単に冷やすだけのものではありません。冷却時には本体内部に熱が発生するため、十分に放熱できないと冷却性能が落ちたり、排熱でかえって暑く感じたりしてしまうのです。

実は数年前に、他社のペルチェ式のネッククーラーを使ったことがありました。最初は冷たくて感動したものの、しばらくすると首まわりに熱がこもって汗だくになり、そのまま使わなくなってしまいました。

近年は、熱がこもらないようファンで放熱している製品も増えていますが、今度はこのファンの音がうるさいという問題も起きていました。そのため「人がいるところでは使いづらい」という製品もあるのです。

そんな中で「レオンポケット」はこうした問題をどのように解決しているのだろう? と興味津々。使うことで私の困りごとにどう応えてくれるのか、実際に試してみました。

首に掛けた瞬間に冷たさ実感

実物はスマートフォンよりひと回り小さいサイズで、重さは165g。片手にすっぽり収まり、思っていた以上に軽く感じます。実際に首にかけてみると、重さはほとんど気にならず、装着しても負担を感じません。本体が薄く目立ちにくいうえ、カラーも淡いグレーの優しい色なので女性でも使いやすそうです。

※専用ネックバンド6(RNPB-N6)、エアフロ―パーツ(ショート)装着時

大きさも重さも一般的なスマートフォンに近く、まさに片手サイズ

実際に首に掛け、本体のSTARTボタンを押してSMART COOLモードを起動すると、プレートは数秒でキン! と冷たくなりました。その冷たさは、思わず「ひゃっ!」と声が出たほど。自動販売機で買った冷たい缶ジュースを首筋に当てた時を思い出しました。

プレート面が大きいので、広範囲に冷たさが伝わります

SMARTモードは「考えなくていい」のがラク

REON POCKET 6は、マニュアルモードなら冷却レベルを5段階から好みに合わせて細かく選べますが、便利なのはその先です。「SMART」モードに設定しておけば、本体のセンサーで検知した衣服内の温湿度・ユーザーの行動と設定した温度の好みなどの情報をもとに、独自のアルゴリズムで冷却レベルを自動で調整してくれるのです。

さらに別売の「REON POCKET TAG」(以下TAG)をバッグなどにつけておけば、外気の温湿度や直射日光を検知し、周囲の環境も考慮しながら、先回りして自然な温度制御を行なってくれます。

周辺の温湿度を計測できる「REON POCKET TAG」があれば、周辺の温度の変化にも素早く対応してくれます。バッグや社員証のネックストラップなどにつければ、常に体の近くの温度をチェックできます

もちろん、人によって暑がり/寒がりなど感じ方は異なるため、SMARTモードの中でも基本となる「冷(おすすめ)」のほかに「弱冷」「やや弱冷」「やや強冷」「強冷」から選べるため、自分に合った使い方ができるわけです。

アプリのOPTIONから、SMARTモードの設定を好みに合わせて変更できます

ということで、仕事に出かける際に使ってみました。この日は、天気は曇りでしたが気温が高め、さらに湿度も高いため、外に出てすぐに汗がじんわりにじんできました。バッグにつけたTAGが検知した温度は、29.7℃、湿度は70.8%。REON POCKET 6を装着すると、さっそくキン! と勢いよく冷え始めました。

曇り空で湿度が高く、30℃以下でしたが、汗がどっと出ました。下部にある温湿度は、TAGが計測しているもの

アプリを見ると、「タグ周辺の温度/湿度または照度が高いため、強めに冷却中です」と表示されていました。「今は暑いから強めに冷やす」という判断を、自分で操作しなくても自動で行なってくれるのは、想像以上に便利でラクです。

冷却性能を支える3つの工夫

なぜREON POCKET 6は、これまでのネッククーラーを使うのをやめてしまった私も使い続けたいと思わせる製品だったのでしょうか。そこには、これまでの課題を解決するための工夫が、いくつも盛り込まれていました。

まず1つ目は、独自の放熱構造です。本体内部に発生した熱を効率よく逃がすことで、高い冷却性能を維持しています。ソニーサーモテクノロジーが実施した検証では、室温35℃の環境下で、安静状態のまま10分間運転を続けた場合、接触部分の体表面温度が21.1℃まで低下したそうで、猛暑日でも活躍してくれそうです。

※RNPK-6のSMART COOLモードで「強冷」を設定して使用した場合。使用状況、環境により変動します

放熱部品を専用設計し、効率的に熱を逃がせることが、冷却性能の高さにつながります

2つ目は、新開発の「小型DUALサーモモジュール」。内部に2つのサーモモジュール(ペルチェ素子)を搭載し、(サーモモジュール)1つあたりの体積を小さくすることで省電力化しました。2つのうち一方が冷却している間にもう一方を休ませるため、省電力でも効率よく冷却を続けられるという仕組みです。

2つのサーモモジュールが、強弱をつけながら交互に駆動することで、冷たさが持続します

3つ目は、襟元から出せる排熱口です。装着時、排熱口を襟の外に出すことで、内部に熱が溜まりにくく、高い冷却性能を維持できるのです。そのため装着時は、「プレートを首の後ろにピッタリつけ」「排熱口を襟から出せる」位置に固定するのが基本。ネックバンドを曲げたり、襟が高いシャツやジャケットでは付属のエアフローパーツを使ったりすることで、効率的に冷却できる位置に調整します。

エアフローパーツは長くて角度も変えられるので、襟の高い服などに便利
ネックバンドは手で曲げられるので、自分の首周りにフィットする角度に調整できます

こうした工夫を掛け合わせることで、高い冷却性能を支えているのです。

冷たさを何度も味わえた

REON POCKET 6を着けて歩いていて、ふと気づきました。一般的な冷却プレートは使い続けていると、徐々に冷たさを感じにくくなるのに、REON POCKET 6は「あ、冷たい」という感覚を繰り返し感じることができるのです。

それを可能にしているのが、先ほど説明した「小型DUALサーモモジュール」です。サーモモジュールとはペルチェ素子のことで、本製品にはこれが2つ搭載されているのです。

前述のようにペルチェ素子は冷却時には本体内部に熱が発生するため、その熱を効率よく逃がせないと冷却性能が十分に発揮できません。本製品は1つのモジュールで冷却している間にもう1つのモジュールを休ませて、冷たさの持続を可能にしているそう。

さらに人が冷たさを感じやすくする工夫として、冷却に抑揚をつけているといいます。冷たさもしばらくすると慣れてしまうため、あえて強弱をつけることで、冷たさが実感できるようになっているそう。そのため、つけた瞬間の気持ちよさを何度も実感できるのです。そうこうしているうちに駅に到着。冷房が効いた電車に乗り込みます。

車内温度は低かったものの、背中周辺がまだほてっているため、しばらく冷却してくれていましたが、ほてりが落ち着いてきたころ、冷却レベルが下がってきたのを実感。アプリを見てみると、TAGが検知した温度は25.4℃、湿度は57.7%と温湿度も下がっていました。そしてついに、冷却が「一時停止中」に。まるで自分の体感と連動しているかのように、スムーズに温度調整してくれています。

エアコン効きすぎで寒いときにも大活躍

今まで電車内で使用した限り、強めに冷却しているときも音が気になることはなく、静音性が高いと感じました。何も聞こえないわけではなく、よく聞くとサーッという音は出ていますが、耳障りではないので気にならないレベル。さすがに映画館や図書館では気になるかもしれませんが、電車やオフィスなら問題なさそうです。

さて電車に乗って20分ほど経ったころ、今度は車内の冷房が効きすぎて寒くなってきました。そこでアプリを開き、「SMART WARM」モードを試してみることに。するとすぐにプレートがじんわり温かくなってきました。熱すぎることもなく、自然な温かさの温度レベルにしてくれました。

実際、夏は外の暑さと電車やオフィスの寒さの繰り返しで、体がついていかない……ということもあると思います。そんなときに便利だったのが、「SMART COOL⇔WARM」モード。周囲の環境に応じてCOOLとWARMに自動で切り替えてくれるので、いちいち「寒くなったからWARMに切り替える」という手間が必要ありません。

暑いときもあれば寒いときもある。そんなときは「SMART COOL⇔WARM」モードを選べば間違いなし

目的駅に到着したので、電車からホームに降り立ったところ、もわっとした蒸し暑さに包まれました。すると次の瞬間、プレートがスーッと冷たくなり、強く冷却し始めたのです。この反応の良さにはびっくり。自分で操作しなくても、周囲の温湿度に合わせて自動でコントロールしてくれるなんて、感心してしまいます。

ちなみに、発売後の6月に実施されたアップデートによって、冷却と温熱レベルの自動調整をするSMART COOL/WARMモードと、冷却/温熱を自動で切り替えるSMART COOL⇔WARMモードの温度の好みが、本体ボタンの操作だけでも設定できるようになりました。

人が多い電車や、スマホをカバンに入れてしまった状態などでも、スマホを取り出さなくてもこうした自動調整機能を手軽に使えるのは、多くの人におすすめしやすい理由でもあります。

「暑さ」だけでなく「寒暖差」が気になる人にも

60分で80%まで充電でき、COOLレベル4で使用した場合でも5.5時間駆動可能なので、お昼休みに充電すれば、通勤時やオフィスでも活躍

数日間使ってみて、REON POCKET 6が他とは一線を画した存在である理由を実感しました。冷却性能の高さはもちろんのこと、TAGと連携してSMARTモードを使えば、周囲の状態を読み取って、先回りするように温度調整をしてくれるのです。細やかな制御に感心しました。

オフィスの冷房が寒すぎるという悩みは、特に女性に多いものです。季節を問わず、一日の中で何度も温度差ストレスを感じる人もいるのではないでしょうか。名前の通り賢く動作するSMARTモードは、COOLにもWARMにも対応しているのがうれしいところです。

夏の暑さ対策を考えている人はもちろん、「外は暑いのに室内は寒い」という悩みを抱えている人にこそ、ぜひ使って良さを知ってほしい一台だと感じました。

(提供:ソニーサーモテクノロジー)