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YAMAHAのコンパクトスピーカー「NS-10MM」
2019年11月18日 06:30
メーカー・製品名
YAMAHAのコンパクトスピーカー「NS-10MM」
投稿者
長野県 今井さん
購入時期
1997年頃
購入時の金額
2本セットで15,000円くらい
思い出
1983年頃に購入して愛用していたYAMAHAのモニタースピーカー「NS-10M」(初代)が21世紀を待たずに壊れてしまい、引っ越しの際に泣く泣く処分しました。後継機種である「NS-10MT」の購入も考えましたが、同じ頃に登場した「NS-10MM」は初代NS-10Mのミニチュア版とも言える製品で、そのデザインと置き場を選ばないサイズ感が気に入って、こちらを購入しました。
長らくSONYのミニコンポ「Qbric CMT-101」と組み合わせて音楽再生に使っていましたが、このミニコンポも8年くらいでスロットローディングのCDメカが故障し、現在は去年11月に本コーナーでご紹介したTECHNICSのプリメインアンプ「SU-C03」と組み合わせて、iMacの外付けオーディオとして余生を送っています。
NS-10MMは、密閉型の木製エンクロージャーに9cmホワイトコーンウーファーと、2.5cmソフトドームツィーターを搭載する2ウェイ構成のコンパクトスピーカーです。NS-10Mのウーファーは18cmでしたので、全体的に1/2のスケール感となっていると同時に、ちょうどVHSビデオテープと同じ正面サイズになっています。
2ウェイとは言ってもサイズが小さいので、実態としてはフルレンジスピーカーにスーパーツィーターを加えたようなフィーリング(クロスオーバーは5kHz)で、密閉型と言うこともあり重低音(100Hz以下)は全く出ませんが、その分小型サブウーファーとの相性はいいです。
ウーファーはクロスエッジですが、20年以上経過した今もしなやかな弾力性を維持しているのはさすがYAMAHAです。内部のネットワークは、ウーファーにフェライトコアコイルでハイカット、ツィーターは無極性電解コンデンサ(後にフィルムコンデンサに交換済み)でローカットしただけのシンプルな回路です。
時代を反映してキャンセルマグネットによる防磁対策が施されていますが、ブラウン管が平面パネル(LCDや有機EL)に変わり、メディアも磁気ディスクから半導体メモリなどになった現在では、意味があるのかどうかは微妙です。
残念なのは背面のスピーカーターミナルがワンタッチ(バネ)式なことで、そのうち気が向いたらネジ式のターミナルとまともな内部ケーブルに交換してみたいと思います。
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