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「税込差額」キーを押すだけで、消費税率アップ時の差額が計算できる電卓

 キヤノンマーケティングジャパンは、消費税率の改定に備え、異なる税率の計算が簡単にできる「W税計算モデル」電卓2機種を12月19日に発売する。

 ミニ電卓サイズの「LS-120WT」の希望小売価格は4,200円、スリムタイプの「HS-1200WT」は5,250円。

ミニ電卓サイズの「LS-120WT」。5色のカラーバリエーションが用意される。これはシルバー
スリムタイプの「HS-1200WT」。本体色はホワイトのみ

 共通の特徴として、来年4月に迫った消費税率の改定に向けて、消費税の計算機能が強化されている。

「税込差額」キーの新設など、消費税の計算に関するキーが充実している

 まず、「税込」と「税抜」キーを、それぞれ2つずつ備えており、それぞれに税率が設定できる。キーが2つずつあることにより、ある価格の商品について、異なる2つの消費税率の税込価格と税抜価格が、すぐに計算できる。

 さらに、独立した「税込差額」キーを備えており、税込2キーに設定された税率で計算した税込価格から、税込1キーに設定された税率で計算した税込価格を差し引いた差額を表示する。

 例えば、税込1キーに5%、税込2キーに8%を設定しておき、税抜き価格1,000円の商品について税込差額キーを押す。すると、8%時の1,080円から、5%時の1,050円という金額を引いた差額の30円が表示される。

 LS-120WTの本体サイズは、104×145×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は117g。表示桁数は12桁。電源は太陽電池とLR44アルカリ電池の2電源方式。本体色は、シルバー、ブラウン、ピンク、ブルー、ブラックの5色が用意される。

ブラウン
ピンク
ブルー
ブラック

 HS-1200WTの本体サイズは、105×164×33mm(同)、重量は144g。表示桁数は12桁。電源は太陽電池とCR2032リチウム電池の2電源方式。本体色はホワイトのみ。

 キヤノンでは、国内の電卓市場を年間約570万台/約57億円と予測している。しかし、消費税率改定の決定による買い替え需要が見込まれるため、状況が変化してきているという。

伊達 浩二