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NECライティング、温度センサーで人を検知する大型施設用照明管理システム

~親機子機間をワイヤレス化し、レイアウト変更に対応

 NECライティングは、大型施設の照明をマネージメントする照明管理システム「エコセーブ SX」を2014年1月14日に発売する。価格はオープンプライス。大型施設向けに3年間で20システムの受注を目指す。

エコセーブSXのシステム概要。親機子機間がワイヤレスなのが特徴

 大型施設のブロック単位で照明を管理するためのシステム。親機と子機の間の通信をワイヤレスで行なうため、PCやタブレット端末などから、照明器具のグルーピングを変更でき、レイアウト変更への対応が容易となる。使用周波数は920MHz帯で、プロトコルはオリジナル。Ethernetによる有線LAN接続も可能。

 また、MEMS非接触温度センサーによる人検知が行える。温度による検知のため、動きの少ない人でも検知できる。また、検知エリアを4分割して、人の在/不在を把握できるため、細かな照明器具の制御が可能になるという。

MEMS非接触温度センサーによる人感知情報を活かして、点灯・調光などを行なう

 ビル全体を管理する中央監視システムとの連携が可能なように、インテリジェントビル用ネットワークのための通信プロトコルであるBACnet、IEEE 1888、HTTPなどの通信規格に対応する。また、センサーからの情報はデータベース化しているため、上位システムとの連携により、空調制御や入退出管理などのシステム連携にも活用できる。

伊達 浩二