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パナソニック、人の滞在/不在/移動を判断する照明制御用センサースイッチ

~状況に応じてオフィスの明るさを自動制御

 パナソニック エコソリューションズ社は、オフィスの照明器具を制御するシステムの一環として使用する人感センサースイッチ「フル2線式リモコン 画像センサ付き自動スイッチを4月21日に発売する。価格はスイッチ本体の「WRT3470」が30,135円、ワイヤレスアドレス設定器「WRT9530」が41,475円。

「WRT3470」
「WRT9530」

 オフィス用照明器具と組み合わせて使用する人感センサーユニット。通常、人感センサーに使用される赤外線方式ではなく、画像処理技術を用いることにより、人が居るか居ないかだけではなく、動きが判断できるようになった。これにより、人の動きを「滞在」「不在」「移動」の3種類で検知できる。

室内の人の状態を「滞在」「不在」「移動」の3通りに検知できる

 人の動きを判断しているため、従来のセンサーで起こっていた、人が室内に滞在していても消灯してしまうことがなくなる。また、不在を確実に判断できるため、照明の保持時間を長く取る必要がなく、すぐに消灯することができる。

 また、人が立ち止まった状態から歩き出して検知エリア外に向かう「移動」を判断できるため、移動中は50%の点灯に減光するという細かい制御もできる。

 検知エリアは四角で、赤外線方式の円形に比べて、隙間なく効率の良いエリア設定ができる。また、エリア内は縦8×横8のブロックに分割でき、中心の4ブロックを除くブロックは非検知エリアとして設定することもできる。

 また、エリア内の明暗も判断でき、5lx~1,000lxの明るさを9レベルに分けて通知できる。

 設定はワイヤレスアドレス設定器で行なうため、踏み台を使った天井面近くでの作業が不要となっている。設定では、照明の保持時間、制御アドレス、エリア制限などの設定が行なえる。

 対応できる天井高(取り付け高さ)は2.4~3.0m。検知範囲は取り付け高さ2.8mにて7.2×7.2m。

伊達 浩二