ニュース

エプソン、GPS機能付きのランニング用ウォッチに新色を追加

~ファームウェアと付属ソフトも更新中

マルチスポーツモデル SS-700 タンジェリンオレンジ

 エプソンは、GPS機能付きのランニング用ウォッチ「Wristable(リスタブル) GPS」シリーズに新色を追加し、5月23日より発売する。価格はオープンプライス。最上位機種「マルチスポーツモデル SS-700」の店頭予想価格は3万円台中盤。それに次ぐ「アスリートモデル SS-500」と「FUNランナーモデル SS300」の店頭予想価格は2万円台中盤。

 独自のGPSモジュールを搭載したランニング用のリストウォッチ。GPSから位置と時間を割り出し、走った距離と速度を自動で測定できる点が特徴。2012年の夏より発売している。

 GPS機能を搭載してしないランニングウォッチは、主に歩幅と歩数から距離を算出するため、一定の歩幅を維持しないと、正確なタイム計測ができなかった。また、一定のコースを走ったり、事前に距離を確認しておく必要があった。WristableGPSシリーズではこうした手間を省き、ランニングに集中できるのが最大のメリットという。

 さらに計測した記録は、パソコンの専用アプリ「NeoRun」で管理できる。

 今回追加された新色は、マルチスポーツモデル SS-700のタンジェリンオレンジと、FUNランナーモデル SS300のアトランティコブルーとプラムピンク。

 マルチスポーツモデルは既存のシルバーとあわせて2色、FUNランナーモデルは既存のライムグリーンとレッドとあわせて4色で展開する。アスリートモデル SS-500は従来通りレッド1色。

アトランティコブルー
プラムピンク

ファームウェアもバージョンアップ

 「WristableGPS」シリーズは、発売から半年以上が経ち、本体ファームウェアのバージョンアップも公開している。既存機種のユーザーは、自分でダウンロードして設定する必要がある。

 具体的な機能として、使わない時に電源をOFFにできる「電源ON/OFF」機能、「バックライトON/OFF」機能、サーチ中の衛星補捉数を表示する「GPS衛星衛星補捉数表示」機能などを追加した。さらに、LAP画面の表示時間を20秒から10秒に短縮したほか、距離計測制度を向上させている。

 また専用Webアプリケーション「NeoRun」もバージョンアップ。緯度や経度、高度、時間を、さまざまな対応アプリにエクスポートできるGPX形式に変換できるようにした。また、ペースなどのグラフ表示をより詳細に確認できる「グラススケースの変更」機能や、グラフ上に値をポップアップで表示する機能、ラップごとの平均心拍値や最高心拍値を表示したり、表示項目の入れ替え、非表示ができる機能、トレーニングの種類の選択肢を「大会10km/大会ハーフマラソン/大会フルマラソン/その他」から入力できる機能を追加した。

ホーム画面ではカレンダー形式でデータを管理。ペースや標高をグラフ表示するトレーニング記録画面や、体重や消費カロリーを管理できるボディコンディション画面も用意する
ランニングした軌跡を地図に残せる

 エプソンでは、「WristableGPS」シリーズを試してから購入したい方向けに、レンタルサービスを6月頃から展開する予定。費用は送料程度となる見込み。詳細は製品情報サイトで告知する。

小林 樹