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シャープ、衣類の部屋干し臭を抑えて素早く乾かすプラズマクラスター除湿機

プラズマクラスター除湿機 CV-C140

 シャープは、部屋干し臭を抑えながら素早く乾かす除湿乾燥機「プラズマクラスター除湿機 CV-C140」を4月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は60,000円前後。

 コンプレッサー方式の除湿乾燥機。部屋干し時の衣類の生乾き臭を抑えるため、同社独自の除菌・脱臭イオン技術「プラズマクラスター7000」の発生装置を搭載する。衣類に付いた汗の臭いや、部屋に染みついたタバコの臭いも脱臭し、部屋に浮遊するカビ菌も除菌するという。

 同社では、最近花粉や黄砂、PM2.5などによる空気環境の悪化や、単身、共働き、高齢世帯が増え、洗濯物の部屋干しニーズが高まっていると指摘している。

 また、素早く乾かせるよう、コンプレッサーや送風システムを改善。これにより一日あたりの除湿量が大きくなり、広いリビングでの部屋干しにも対応する。

 さらに送風機構であるルーバーには、最大で上下に約180度、左右に約90度可動する「3D広角自動ルーバー」を採用。床付近から天井方向まで広範囲に風を送り、衣類の乾きムラを抑え、素早く乾燥させる。二段に干した衣類を乾かすのにも適しているという。

3D広角自動ルーバーは、上下に約180度、左右に約90度動く
ムラなく素早く衣類を乾かすという

 運転モードは、衣類乾燥機能と除湿機能の2つに分かれる。このうち衣類乾燥機能では、「スピード(自動)」、「エコ(自動)」、「連続」、「脱臭(送風のみ)」の4つのモードを用意した。除湿機能では、「おまかせ(自動)」、「弱」、「強」の3モードを用意する。

 2kgの洗濯物の乾燥にかかる時間は、コンプレッサーを常時ONにして乾燥時間を短縮する「スピード(自動)」は約68分、電気代は約8.6円。また、コンプレッサーのON/OFFを自動制御して電気代を節約する「エコ(自動)」では約117分で、電気代は約7.5円。

 使い勝手の面では、排水の手間を軽減するため、4.2Lの大容量タンクを搭載。また市販の内径15mmのホースを取り付けることで、連続排水が可能となり、湿度の高い地域や梅雨時などの長時間の除湿にも対応できる。

 このほか本体背面の吸気口には、衣類乾燥時などに舞い上がった約10μm以上の花粉やホコリをキャッチする「花粉キャッチフィルター」を搭載している。

4.2Lの大容量タンクは、別売りのホースを取り付ければ連続排水にも対応する
花粉キャッチフィルターは、微細なホコリや花粉をキャッチする

 本体サイズは375×250×615mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約14.1kg。1日あたりの除湿能力は12/14L(50/60Hz)。適用除湿面積は木造で15~30畳、コンクリートで18~35畳。消費電力は、330/360W(50/60Hz、室温30℃で衣類乾燥時)。プラズマクラスターイオンの適用範囲は約16畳。2/4/6時間の切タイマーを搭載している。カラーはホワイト系。

小林 樹