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関西電力、1.2MWの淡路風力発電所が運転開始

~関西電力としては初の風力発電所

 関西電力は20日、兵庫県淡路市に建設していた「淡路風力発電所」が営業運転を開始したと発表した。関西電力グループの風力発電所は、これが初としている。

 淡路風力発電所は、風力発電タワー6基からなる発電所。タワーの高さは80.4m、ローター(風車)の直径は80.0m、1基の出力は2,000kW。発電所全体の出力は1.2MW(12,000kW)、発電電力量は年間で約2,000万kWhで一般家庭約5,500世帯分に相当するという。CO2排出削減量は年間で約7,000トン。

淡路風力発電所全景
発電所所在地

 淡路風力発電所は、2009年に建設を開始し、当初は2010年12月の営業運転開始を目指していた。しかし、周辺地域への配慮のため当初計画の12基ら7基へ変更され、さらに最終的には6基になるという経緯があった。また、工事中も、風車の基礎工事で岩盤掘削に時間を要したことや、強風により風車組立てが遅れたことにより、いったんは2013年2月の営業運転開始としていたが、年内の開業にこぎつけた。

伊達 浩二