四国電力、電気料金の値上げ検討開始を告知

~値上げ時期/幅は未定

 四国電力は29日、電気料金の値上げの検討を開始したと発表した。

 リリースによれば、伊方原子力発電所の停止により、1日当たり4~5億円、通年では1,000億円以上の経費増加が見込まれており、経営の効率化だけでは改善することが困難としている。同発電所の早期の運転再開は見込み難い状況としており、値上げの検討に踏み切った。

 料金の値上げ時期と値上げ幅については、これから具体的な検討に入るとしている。

 東日本大震災以降、電気料金の値上げ意向を示したのは、東京電力、関西電力、九州電力に続いて4社目となる。東京電力は9月1日付で値上げ済みで、規制部門の値上げ幅は8.46%で認可された。

 関西電力と九州電力については、値上げ申請を行なっている段階で、2013年4月1日からの値上げを予定している。規制部門の値上げ幅は、それぞれ11.88%と8.51%としている。






(伊達 浩二)

2012年11月29日 17:08