ヤマダ電機、ベスト電器を子会社化

~121億円を投入。51%の株を確保

 ヤマダ電機は、ベスト電器の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。払込金額は約121億円で、ヤマダ電機が所有するベスト電器の株式保有比率は、現在の約7%から約51%に上昇する。

 ヤマダ電機のリリースによれば「ベスト電器が培ってきた九州地区を中心とした地域密着型の店舗展開をはじめ(中略)、当社グループ全体のスケールメリットの飛躍的な拡大」が望めるとしている。

 両社による資本業務提携契約では、共同による商品調達/商品開発/資材調達、国内外のエリア戦略などを協議するとしている。今後の連結業績については精査中としている。

 ベスト電器は2007年にビックカメラに第三者割当増資を行ない、業務・資本提携を行なっている。現時点でも、ビックカメラの持ち株比率は15%を越え、筆頭株主となっていた。






(伊達 浩二)

2012年7月13日 18:04