サンワサプライ、家庭用電源と太陽電池から充電できるリチウムイオン蓄電システム

BTP-300

 サンワサプライは、家庭用電源とソーラーパネルから充電できるリチウムイオン蓄電システム「BTP-300」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は398,000円前後。直販サイトやサンワサプライ製品の取り扱い店舗を通じて販売される。

 容量500Whのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載した蓄電システムで、AC電源のほか、太陽電池からも充電できる点が特徴。災害時など停電中でも、電力供給が途絶えないという。同社では使用できるソーラーパネルとして、シャープの「ND-165AA1」を推奨している。充電時間は、AC電源で約6時間、推奨パネルで約4時間。

 出力はAC100Vのほか、USBの5V(2A)も利用可能。使用の目安は、液晶テレビ32型が5~7時間半、LED電球が25~35時間、冷蔵庫が2~2時間半、スマートフォン充電が33~44回。ファンレス仕様のため、運転中の静音化を実現しているという。

 本体サイズは465×300×439mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約16kg。定格出力は300VAで、最大出力は400VA。バッテリーの繰り返し使用回数は最大2,000回。運転状況や電池残量を知らせる表示ランプや、ソーラーパネルが接続できる専用充電端子、IPX3の防水性能も備えている。付属品は電源コード、ソーラーパネル接続コードで、ソーラーパネル自体は別売りとなっている。

運転状況や電池残量を知らせる表示ランプAC出力用の差込口ストッパー付きのキャスターが備えられている
本体側面。AC入力用の端子がある本体背面逆側の側面には、太陽電池との接続端子がある





(正藤 慶一)

2012年5月7日 13:52