フジ医療器、水に浮かぶようにリラックスできるソファ型マッサージチェア

Zerofloat マッサージチェアAS-650ZG

　フジ医療器は、水に浮かぶようなリラックスした姿勢でマッサージを味わえるソファ型マッサージチェア｢Zerofloat(ゼロフロート) マッサージチェアAS-650ZG｣を2月1日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は21～22万円。

同社のソファ型のマッサージチェアでは最上位モデルに当たる	本体側面	本体正面。リビングに設置しやすいシンプルなデザイン

　リビングに設置しやすいソファ型マッサージチェアの最上位モデル。AS-650ZGでは、水に浮かんでいるようなリラックスした姿勢でマッサージを味わえる点が最大の特徴。

　座り心地を向上させるため、背面の電動リクライニングに合わせて、座面が前方へスライドする｢リクライド機能｣を採用した。従来のマッサージチェアでは、リクライニング時に背面だけが倒れ、腰が座面から離れてしまうということがあったが、AS-650ZGでは座面と密着したまま体が倒れるため、より深い揉み心地が味わえる。さらに体圧が分散し、背中や腰への負担が軽減できるという。

　同社ではこの姿勢を｢フロートポジション｣と呼び、“死海に浮かんでいるような”心地が味わえるとしている。

　なお、マッサージチェアの後方に約12cmのスペースがあればフルリクライニングが可能。同社では、狭いスペースにも置きやすいとしている。

｢フロートポジション｣では、体がチェアに密着し、深い揉み心地が味わえる。また、体圧が分散し、背中や腰への負担が軽減できる	フルリクライニング時の｢フロートポジション｣	｢フロートポジション｣を横から見た様子

死海に浮かんでいるようなリラックスした状態を、同社では｢フロートポジション｣と呼ぶ	普通のソファとして使う場合でも、フロートポジションまでリクライニングできる	マッサージチェアの後方に約12cmのスペースがあればフルリクライニングが可能

　マッサージ機能も向上させた。上半身のマッサージでは、肩と腰を揉む強さを｢強/通常/弱｣の3段階から選べる｢GRIP式メカライト｣機能を採用。より好みに合わせた揉み心地が味わえるようになったという。なおGRIP式メカライト機能は、これまで高級モデルに搭載していたもので、ソファ型タイプで採用するのは初となる。

肩と腰を揉む強さを｢強/通常/弱｣の3段階から選べる｢GRIP式メカライト｣機能を採用

　お尻から太ももの裏にかけての座面には、6個のエアーバッグを配置。筋肉のコリをほぐし、血行を促進させるという。

　脚部は、脚を｢もみ板｣で挟み込むようにしっかりマッサージする｢ふくらはぎメカマッサージ｣機能のほか、足裏を刺激する｢足裏ローラー｣と｢バイブレーター｣を備えている。足の太さに合わせ、もみ板によるマッサージの幅を調節できるつまみも付属する。

｢もみ板｣、｢足裏ローラー｣、｢バイブレーター｣の3つでマッサージする脚部	足の太さに合わせ、もみ板によるマッサージの幅を調節できるつまみ

　運転モードは、リモコンで｢全身/肩/腰/ソフト｣の4つの自動コースと、マニュアルモードから選べる。自動コース中も、肩と腰の揉む強さを好みで調節できる。

付属のリモコン。本体側面にはリモコンを入れるポケット付き	カバーを開けると、マニュアル操作用のボタンが並んでいる

　ソファとしての座り心地にも配慮している。マッサージをしない時には、体に揉み玉が当たらないよう｢専用リラックスクッション｣を敷くことができる。さらに、脚部は反転してフットレストとしても使えるほか、収納しておくこともできる。

枕の付いた｢専用リラックスクッション｣	｢専用リラックスクッション｣は好みで取り外し可能	脚部は反転してフットレストとしても使える

マッサージする際の脚部のようす	反転してフットレストとして使ったところ	脚部はリモコン操作で収納できる

カラーは、ブラック、ベージュ、ブラウン

　カラーは、ブラック、ベージュ、ブラウンの3色を用意。同社では、部屋になじむシンプルなデザインとしている。

リクライニングしていない時の本体サイズは、680×1,100×1,060mm(幅×奥行き×高さ)。リクライニング使用時の本体サイズは680×1,740×830mm(同)。本体重量は約77kg。消費電力は120W。定格時間は20分。カラーはダークブラウンとアイボリー。

　フジ医療器の木原定男代表取締役会長によると、マッサージチェアの市場は、マッサージ機能を追及した高級モデルと、デザイン性を重視したソファ型のエントリーモデルとに二極化していることを指摘。同社は高級モデルでは業界シェア1位を誇っているが、｢15～20万円前後の低価格帯の製品でも、シェアの向上を図りたい｣としている。

フジ医療器 木原定男代表取締役会長	マッサージチェアの市場は高級モデルとソファ型のエントリーモデルとに二極化しているという